怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

mariane「ジャキヌキ」展と井手健介、そして丸尾丸子

朝から世界堂へ。須藤さんの額装やり直し。失敗例が手元にあるからやりやすかろうとは思ったが、それがそうでもない。やはり作品の成り立ちが特殊で、ファンシーのようでファンシーでないというところが難しい。店員さんに聞いても今一つピンとこない。最初に聞いた人はどうも作業員ぽくて、定量的なことしか言ってくれなかったし。最後にカウンターに持って行ったところで3人目のアドバイスがもらえ、僕にはそれが一番しっくりきた。結果的に2時間かかったから悩みすぎ。
お昼は昨日の残りごはんでタイカレー。
夕方アーツ千代田へ。ざっと回ったのち、ギャラリーJINでmariane「ジャキヌキ」展。ちょうどマリアーネさんもいらっしゃり、ご挨拶ができた調子に乗って喋りすぎたし、なかには失礼な表現もあったかもしれないと思うと身がすくむ。が、スパイラルホールでのうれしい出来事をお知らせできてよかった。VOCA展の招待券を頂いた。
新作のシリーズは明るい色遣いが増えているのが華やかさと毒々しさの二面性を示しているということで、マリアーネさんらしさは健在。モチーフは独特の曲線もあるのだが、珍しく直線が出てくるようになり、その点は意外だしなかなか馴染めない。旧作の得も言われぬ曲線美が僕には好ましい。旧作に鉛筆を加えたものも出ていて、これなんかなかなかいいものだったなと思う。「言葉にできないもの、わからないものこそがいい」「この絵はまだ成長してるな」などの言葉も実にマリアーネさんらしくて心地よかった。
つい長居してしまったが、一旦新宿に戻りバーガーキングでBBQバーガーを食べて高円寺へ。
円盤に着いたらちょうど丸尾さんがいて、会釈。
最初は井手健介。文学青年風の佇まいからの訥々としたフォークサイケは絶品で、また見る機会が欲しい。喰いつくように聞いた。
次がちくわ朋彦。333が効いてしまい、あまりしっかりと聞けず。
最後が丸尾丸子。今回も矢田さんのサポートで、中空を見上げながらの演奏。久しぶりの東京ライブはやはりいいものだった。ロシア風?の帽子も良く似合っていた。
テーブルにあったマカダミアナッツチョコが丸尾さんの差し入れということで遠慮なく頂く。おいしかった。
夜になると一段と冷え込んだが、楽しい一日だった。