怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

関西へ。2日目

京都には定刻より20分ほど早く着き、余裕で予定のJRに乗車。ディズニーランド帰りの3人組がいたりして微笑ましい。
近江八幡から歩いてアットタイムへ。こんな時間に来る客は珍しいだろうな。奥の席が空いていて、すぐ眠れるかと思ったらそうでもない。そもそもJRでも眠れなかった。思い起こせば12月もホテルに着いて眠れるまで時間がかかった。そういうものなのだろう。なのでファッション誌や壇蜜写真集などを見る。壇蜜、こうしてみると下品でなくて、負担にならない程度のうっすらとしたエロスがあり、人気があるのはわかる気がする。
そこから2時間ほど就寝。少し寒かった。起きてソフトクリームを食べたりジュースを飲んだり。朝食サービスもギリギリ間に合った時間だけど、3時間ばかしの客があまり我儘言うものではない。
満喫して出発、11時ちょうどにNO-MA到着。ちょうど開館するところでタイミング良かった。なにしろ暑いから。
「対話の庭 Dialogue of Garden―まなざしがこだまする」展。石原峯明の作品は、画家を志していた時期もあるとのことで、やはり「プロっぽさ」を免れてはいない。破棄した作品も相当数あるようだが、もしかしたらそちらにこそ光るものがあったかもしれない。坂本三次郎は作品として括るのは難しいかもしれないが、衝動による創作行動と「作品」が面白かった。全体として、これまでのNO-MAの展覧会としては比較的低調かとは思うが、でもまあ満足。
急ぎ駅へ。少し余裕を持っていたつもりだったが、自販機で待たされたりしてあまり余裕なく、結果自販機で買った金券を取り忘れるという事態になり、230円を追加で支払った上に電車を乗り逃がしてしまうという最悪の事態に。どうせ乗り逃がすなら、取りに行けばあったかも知れないのに、すべてが裏目。待合室で悔やむこと悔やむこと。
京都から地下鉄東山へ。KUNST ARZTで「美術ペニス」展。水内義人さんの作品は写真で見た通り。それはそれとして一番心惹かれたのはマリアーネさんの作品で、和紙に掛け軸のように描写された絵は妖気が漂っていて恐ろしくエロティック。技術も相当なもので、正直場違いにすら思えるほど。これが見れただけで来た甲斐があった。
歩いてPARCへ。「squash domain」展、コンセプトは面白いのだが、出来あがったものがバラバラなのがつらい。
ArtRock No.1へ。欲しいものはいくつもあったが、絞り込んでDakota Suite「Vallisa」1200円、Mitchel Akiyama「Mort Aux Vaches」1500円、No.9「http://9-9-9-9-9.com」1200円。
金券ショップに寄ってから京都芸術センターで「景風趣情-自在の手付き-」展。伊藤存作品を無料で、というお得な展示。良かったのは風景を再構築して異化してみせる小川智彦作品でした。だいぶ疲れてはいたが、楽しめたと思う。
久しぶりの阪急から動物園前へ。早速たつ屋へ。5時過ぎだからさすがにすぐ入れた。満足。
ホテルにチェックイン。部屋はジパングと似たようなものだが、設備は段違いに良い。不要とはいえビデオデッキがあるし、エアコンも24時間使えるし、風呂もシャワーも利用時間が格段に長く、タオルやボディソープまで用意されてる。300円の違いならアリかなー、でもぜいたくは敵だなー、などと考える。
少し体を休めてから塚本へ、そしてファンダンゴへ。ちょうどかもしれんの演奏が始まったところ。まあ悪くない。
次がRED SNEAKERS。だいぶ久しぶり、というかちゃんと見るのは初めてかもしれないが、素晴らしい演奏。ギターとドラムとボーカル、二人で3パートを演奏し、手数が多いわけでもないのにこの厚み、この迫力。不思議なバンドだ。最後のほうで僕にも楽器が回ってきたのがうれしかった。あと、コロボックルズのボーカルさんが呼ばれてキュンキュンぶっ放してたのがカッコかわいかった。さすがに本職がやると音の出し具合が完璧だ。それにしても、次自分らの出番なのに最後まで見届けていくのもすごいいいなと思った。
最後はコロボックルズ。どんなもんやねんと思ってたけど、よかった。ちょっとThee Oh Seesを彷彿とさせるような、幸福感のあるノリがあって、なんかイイバンドだな。楽しそう。
終ってすぐ帰ったんだけど、たまたまボーカルさんと向かい合いになってしまい、この楽しかった気持ちを伝えられず、もしかして不満でさっさと帰ろうとしてる人みたいに思われたんじゃないかと思うと申し訳ない気分。
塚本から駅へ行き、玉出で明日の朝食を仕入れてホテルへ。
疲れのせいで寝付けなかった。