怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

朝から国立国際美術館へ。今日はもともと民博へ行く予定だったけど、国立国際美術館が無料ということで急遽変更。2度目なので多少騒がしくても大丈夫だし。
B2のパフォーマンスゾーンから見始め、おそらく今日初めての「これはプロパガンダ」を歌ってもらった。図録を読み二度目であってもまだ価値のわからない作品もあるが、わかるようになったものもある。「Lifespan」のパフォーマンスは躍動感があり上質の舞踏のようで見応えがあった。「あの( 独奏)」もなぜかドキドキするものを感じ始めた。
B3では好きな作品、向き合いたい作品を中心に時間を割いて、充実していた。2度目の訪問でこれほど楽しめるのは飛び抜けて優れた展覧会だからだろう。つくづく思うのは、作品がどれもあるべき場所に配置されているということ。それが心地よさの理由になっている。最後に「至点」を再体験して妻との待ち合わせに向かう。実は遅刻。映像作品が多いが、今回は所々を端折り、代わりに映像作品を中座せずしっかり見た結果がこれ。計算が甘かった。
ハンバーグのピエロとBECOを検討した結果、今日はBECOへ。中年夫婦は奥まったカウンターに追いやられたが、店の思惑としては仕方ないんだろう。ランチの味は美味しかったが、妻はステーキがレアすぎて嫌だったようだ。ただ、肉ふりかけという名の牛丼は気に入っていた。まあご飯などがお代わりできるからサラリーマンには重宝するかな。今度はピエロに行ってみよう。
国立国際美術館に戻り、見逃したものをいくつか鑑賞。イベントにも参加して、おっさんがずうずうしく自作の缶バッチを作ってしまった。下手くそな絵でもバッチにすると二割増しになった。すごいすごい。
一旦家に帰る。ご飯を食べ過ぎて満腹でしょうがない。
夕方になり、懸案のCD処分。CD12枚とレコード1枚を持ち込んだまではいいが、また身分証明を忘れて取りに帰る羽目に。人生を無駄にした。こういうこと、あまりしないからといっても、いい加減学習しないと。まあ身分証明を持ち歩かないのがそもそもおかしいのかもしれないけど。
結果的には実に6枚が買取不可。恩地くんは仕方ないとして滝沢さんは無理なんですかとか思うところはいろいろだけど、買ったときより高く売れたのも2枚あったからまあいいか。
売値は合計1,000円余り、買ったのは密造盤1393円、コロボックルズ「満月ロックンロール」210円、KETTLES「grind」595円、おやすみホログラム「17」875円。出費超過だけど、そういうもんだ。
突き返されたCDを抱えてもう一度国立国際美術館へ。今日三度目だが、それというのも18時以降に行われている関川航平による「あの 独奏」ライブパフォーマンスを見たかったから。ディスクユニオンまで二往復してしまった結果、あまり時間はなかったけど、途中から20分ほど見ることができ、パフォーマンスを終えて壁の中に消えてゆくまで見届けることができたから、ちょうどいいタイミングだったかもしれない。ただ淡々と語るのかと思っていたら、イメージに直結しない小さな動きを組み合わせながら、ハッキリした声で重ねてゆくライブパフォーマンスは見応えがあり、思った以上の満足度でした。
もう少しほかの作品も見たら20時になってしまったので引き上げる。夜は騒がしい家族連れやおばさん集団だのがいなくて、わきまえた大人たちがひっそり見ているから鑑賞に集中できる。なかなかいい時間帯だ。金曜は鑑賞時間が短くなるから、土曜に今度来てみよう。3度目のトラベラー展になるかもしれない。
お昼に食べ過ぎてまだまだ満腹なので、夕食はライフで軽い惣菜を買って済ます。