怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

山崎つる子展、村越としや展

早くから清澄白河へ出向くつもりだったが、起きたのが遅かったので断念し、考えた末タケニナガワギャラリーで今日から始まる山崎つる子展に行くことに。
お昼に蕎麦。蕎麦なんだが普通の蕎麦と茶そばを混ぜてゆでたものが出てきて、そのうえ塩辛いのでどうも不満だがそういうところに無頓着なのが妻なのでしかたない。
食べて早々に外出。新宿でクリスピークリームドーナツを無料配布しているというので行ってみたら、並ばせて囲い込んで実質買わないといけないような雰囲気に。まあ嫌いじゃないし買うのはいいんだが、だったら最初から「お買い求めの方に一つサービス」とやってほしい。羊頭を掲げて狗肉を売っているようなもので、甚だ感じが悪い。
まあそんなわけで麻布十番に向ったのだが回数券を落っことしてどうも今日はついてない。
山崎つる子展は初日だというのに僕がしばらく見ている間誰も来なくて、東京では具体の知名度・評価はやや低いのだろうか。作品はブリキに塗料を流した例のスタイルで、出来としてはさほどよくない。2011年につくられたものが多く、昨年福島のLADS GALLERYで見たときに「この後NYでも個展をひらく」と聞いていたので、もしかしたらその出品作かもしれない。さほどよくないというのはLADS GALLERYとの比較感なので、がっかりというわけではない。もちろんよいものが数点、まあまあが数点、これはちょっとが1〜2点といったところ。あと作品の性質上、もっと明るい展示にしたほうが映えると思った。
歩いて六本木へ。ピラミデビルのギャラリーをまわったが、なかでタカイシイギャラリーの村越としや「木立を抜けて」展がなかなかよかった。モノクロの落ち着いた田舎の素朴な風景だが、淡々とそれでいて迫るような情感がいい。飾るというよりは写真集向きかもしれない。
雨が降り始めたがAKAAKA舎を覗きに行ってみると普通の家のような作りで、特にイベントでもない限りはショップとしての機能はなさそうだった。なるほど。
地下鉄で帰る。
妻はヤクルトがまた負けたのでテンションが低い。
昼前に届いた絵を机の脇に飾る。裏返すと星の絵が書いてあり、聞くと過去の作品の再利用だという。展示室では誰にも見られなかったところを見るのはうれしい。自己満足のようなものだが、気に入ったものを飾るというのはうれしいものだ。