怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

サイドコア展

昼食のためのうどんを買いに行く。カスタードプリンの手巻きクレープが半額だったので買ったのだが、後に1つがぺしゃんこに潰れていたことが判明した。半額だから文句は言わないが、何かの下敷きになっていたのだろうから、オオゼキもわかってて売ったんだろう。文句は言わないが。
お昼はジャコピーうどん。
品川へ行き、駅から海側へ歩く。駅は立派だが一歩海側に出ると身を寄せ合う程度の飲食店の塊があり、そこから先はだだっぴろい道路。海路が入り込んでいる立地からしても本来倉庫が立ち並んでいたのだろうが、今は新しくマンションやオフィスビルも建つようになっている。住宅街・オフィス街としてはつまらないところで、ぜひ元の倉庫街としてひと気のない街に戻ってもらいたいところ。途中東京イギンの本社ビルを見かけたが、このビルがまた古臭いうえにウィンドウにいつ並べたのかと思うような時代物のマネキンが並んでおり、企業イメージをおびただしく下げているようで面白い。
「サイドコア−身体/媒体/グラフィティ−」展の会場はそんな倉庫の一棟で、何かの展示場のようなところ。意匠が無駄に凝っているところが展示物と全く合っていなくて、その選択が面白い。
展示で最も面白かったのがQPの作品。住友不動産新宿グランドタワーの写真による壁の向こうに、そこにかつて建ち並んでいた古い店舗・住居の写真などが立体的に組み合わされて見せられる。というとなんだかわからないのだが、おそらくその印象は実際にあった街区よりずっと迫力のあるものになっている。言葉にすると平凡にしかならないものをこうした形で表現することでまさにアートとしての力を発揮している作品。EYEの作品も、ボアダムス等でなじみのある感覚が表現されていてよかった。尖鋭的なバーあたりに飾るとよさそう。ほかにもいろいろ展示されていたが、僕から見ると頭でっかちに思われて、作る側は身体性をもっているのだろうがそれが見る側に伝わってきにくい感じもあったりした。入場料は寄付制。今年で2回目だそうだが、面白い企画だと思った。
帰り、ついでといってはなんだがOKストアに寄ってみるもお目当てのカレー缶は見当たらず無駄足に。それにしてもOKストアというところはディスカウントの看板だから仕方ないといえば仕方ないのだが、貧しさが感じられてあまり行きたくない。