怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

青春18きっぷの旅1日目

4時半の目覚ましだが1時間前に目が覚める。ほとんど眠れてないことにうんざりしながら二度寝
目覚ましで起きて雑用を済ませて出発。意外なほどすんなりだった。ローソン100でおにぎりを2つ買い電車に乗り込むと意外なほど人がいて、満席に近い。君らはいったい何の用が、と思うが、朝早くからやってる店もあるしな。
新宿からJRに乗り換えて中央本線で一路西へ。朝帰りらしき若者もいたりして進むにつれ乗客は減っていくのでおにぎりを食べる。反対方向の電車は通勤客が多く、早朝出勤はこういう感じなのかと実感する。
乗り継いだりしながら電車はすすみ、おにぎり効果で眠くなってきてうとうと。ちょうど風景が変わってきたあたりなのにもったいない。ふと外を見ると大きな鳥居が山裾に見え、これはと思って降りてみた。無人駅で、鳥居まではすぐ近くだったのはいいが、鳥居は近年再建されたとかでぽつんと立っているだけ。山に登ればさすがに社殿はあるのだろうが、がっくりきてしまった。しかも駅の名前がすずらんの里駅。駅のまわりは何があるでもないでもなく、見どころはゼロに等しい。失敗だった。しかも電車内に飲みかけのお茶を忘れてきたし。
再び電車に乗って岡谷へ。ここでふと思い立ち、飯田線に乗り換えてみる。中央本線のつまらなさとは違い0番線からのローカル電車で、なかなか期待できる感じだ。山の中の単線だし、風情がある。しかしどうやらすごく時間がかかるようで、これはこれでまた。まあしょうがない。伊那のあたりが絶妙に寂れていて面白そうだったのだが、逡巡しているあいだに発車してしまった。そう、なにもない田舎駅より、寂れた街の駅の方が僕の好みだったんだ。ブランクで忘れかけてたことをだんだん思いだしてきた。
それにしてもお腹すいたな、と思っているところに飯田駅に到着。こんどは迷いなく降りた。これを逃すとお昼は無理だし。知らない駅に降りたら頼りになるのはどこの駅にもある地図で、見ると日夏耿之介の出身地のようだ。それはともかく駅から大通りをぶらぶら歩いていくと、右手に香格里拉という中華料理屋があった。小奇麗なお店でランチメニューの看板も出ている。中の様子がわからないが入ってみるとお店の人がテーブルでぼんやりしていた。もう2時ごろだから閉めようかと思ってたころだろう。もちろん客は僕一人。中はピカピカの白い壁紙に白いテーブル、開店まもないか大改装したのか。鶏肉とカシューナッツ炒め定食を注文。味はなかなかで、サラダや杏仁豆腐までついて680円はお得。難を言えばご飯が明らかに冷凍で、仕方ないとは思うがもう少しなんとかならないかなと。お店の人は僕の好きな疲れた感のある元美人といった風情で、妙に色っぽかったです。ともかく満足のお昼ご飯でした。
次の列車まであまり時間がないが、ともかく街歩き。それなりに新しいビルも建ち、しもた屋もあり、風格を感じさせる追手門小学校があったりと意外に見どころが多い。このくらいの街が好きだなあ。すずらんの里なんかで降りずにここで時間を使いたかったが、その無計画ぶりが僕の意図でもあるし。
電車に乗り込み、一路豊橋へ。天竜峡などの観光地はあれど、あまり人はいない風だ。車窓の眺めはかなりよく、写真を撮っている人も多いのだが、ここでも定食効果でうとうと。
豊橋で乗り換えて金山で降りる。6年半前にも来たあすなる金山のバナナレコードを物色したのち、これも覚えのあるサウンドベイ。たださすがに疲れもあるし時間の問題もあって、ざっと眺めただけだった。前回もそうだったな。どちらも店が残っていたのが意外というかうれしかった。
歩いて大須へ。角屋はもうもうと煙っていて、入るとお客さんは若者が多く、前回とは少し雰囲気が違う。その若者も烏龍茶やら水やらを長っ尻な飲み方していて説教したくなるのをこらえて一人飲み。隣の若者はライブイベントをしている風だったが、酒飲めよ。砂肝、ねぎ、とん、とり玉、肝とビール。とり玉はなくてもいいかな。砂肝と胆は必須か。次来ることがあったら手羽先にしよう。満足。焼き鳥1000円ビール550円。
歩いて名古屋駅へ。乗り継ぎが極悪で長浜到着は23:41になってしまった。さすがに大垣で泊まろうかと思ったが、まあ入る時間が早くなる分出る時間も早くなるわけで、要はもう少し早く歩けばよかったわけで。
長浜駅からは徒歩。市街地の道路は車も走っておらず、人も寝静まっていてしんとしている。何があるわけでもないのだが、その雰囲気がとてもいい。人の生活感がほどほどにあり、明日また陽がのぼるまでの魔法。さらに歩くとライトに照らされた工場もあったりして、ほんとうに正解でした。
宿泊先はアットタイム長浜店。お客さんはごくわずかのよう。少し調べ物をして就寝。疲れと酔いもあってすぐに熟睡。