怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

青春18きっぷの旅2日目

予定通り起床。なんとモーニングが無料というので頂くと、トーストにフライドポテトにサラダ。もちろんこれにスープとコーヒーを付けられるから立派な朝食だ。ソフトクリームもあるし、使わなかったが歯ブラシやカミソリもくれるそうだ。至れり尽くせりで申しわけないほど。入会金込みで1800円で、しかも100円の割引券までくれたので、つい延長してしまった。旅としては早く出たほうがいいのだが、お店の人も感じよくて居心地良かったし、なんかパックだけでは申しわけなくて。道中も楽しかったからまた来たいなあ。
外はもう照りつける日差しで少々しんどい。長浜の街も、観光地風な黒塀が興ざめだし、思ったほどは楽しめず、早々に近江八幡へ。
100km超えてる切符だから近江八幡は途中下車のつもりだったが、なぜかできないらしい。さらに駅員がわけのわからない払い戻し方法を言ってきて、230円しか返せないなどと言い出す。見かねて年嵩の駅員さんが出てきて1240円戻ってきた。何やってんだJR西日本
いつも通り歩いてno-maへ。暑い。今回のno-maは「スーパー・ワールド・オン・ペーパー 古久保憲満と松本寛庸」展。実のところ、最初はどのあたりに魅力があるのかピンとこなかった。しかし一回りしたあたりで離れたところからぼんやり見て、はたと気がついたのはその色合いと詰め込まれたディテールの隙間に見える白地の絶妙なバランス。絵は近づいたり離れたりして見るものだというのは常識だが、なのにある瞬間まで気がつかなかった。二人の制作風景を見ると決して全体を見ながら仕上げているわけではないようなのだが、なのに出来上がったのはこの作品というのが面白い。満足できた。そして前回買えなかった「ひそむ形 とけ出る色 滋賀のアール・ブリュットたち」展の図録も1400円で購入。
歩いて近江八幡の駅に行き、12時をまわっているので駅前で近江牛メンチカツバーガーを買い、ベンチで半分食べ電車に乗り込んでまた半分。正直なところ普通のメンチカツバーガーと大差なかったりはするのだが、近江八幡は好きな町なので少しでも貢献できればいいやという感覚で。
山崎で下車し、大山崎山荘美術館へ。夢の箱完成記念ということだったが、安藤忠雄設計の夢の箱はあまりどうという感じもなく、展示品も既知のものが多かったのでこれはちょっと不発でした。事前によく調べておけば行かなかったかも。ただ、帰りに老夫婦とご一緒しバスの案内などして喜んでもらえたのが旅の記憶として残ると思う。
そして新今宮へ。少し早めに着いて休みたかったので、乗り換えでがんばりすぎた。申しわけない。
ホテルの部屋は今度は禁煙。それでも少し臭いはするが、まあ慣れたらどってことない。
風呂に入ったら刺青のおっさんが入ってきて、部屋に戻って横になってうとうとして、少しは疲れがとれた。
近くのたつ屋でホルモン鍋。人気店のようだがたまたますぐ入れた。うまいし量多いし、最後に中華玉入れて満足。お店の人は、主人らしき人がやけにヘンコなようだったが、まあそれはいいか。
酔いつつふらふらと難波へ。新世界は観光客相手の呼び込みがうざいが、入って左に折れて右手の店の女の子が非常にかわいかったです。
ベアーズへ。入ってすぐに座敷くんが声をかけてきた。いろいろ話すが、話しすぎる癖は直しておきたい。さすがにこの顔ぶれだからお客さんはたくさんいて、女の子が多い。かわいい子が多い。と思うのは酔ってるせいか。
最初がバイセーシという病気さんのバンド。病気マサノリソロとの違いは、なんだろな。妙に演奏がしっかりしてるとか。考えるだけ無駄なのでひたすら楽しむ。それが正解だろうな。座敷くんがパシリをさせられていたところがハイライト。
次が手ノ内嫁蔵。これもひたすら楽しむ感じで。最初見た時が印象悪かったんだが、2回目からは普通にいいバンドだなという印象に変わった。
最後が豊川座敷の雨敷。とにかくキララさんのプログレッシブなギターが最高に合う。よく入ってくれたもんだと思うが、キララさんが抜けてしまうと大変。歌詞と曲、そしてボーカルはもちろん座敷くんワールドだが、キララさんのおかげでバンドとしての魅力がでていて、見に来た甲斐があった。気になるのはドラムで、少し早めというのかな、タイミングが少し手前にずれている気がする。そのズレが実はバンドの魅力だったりすることも多いから悪いことじゃないんだが、どうも違和感がぬぐえないからやっぱり合ってないんじゃないかという気も。少し走りがちだし。まあバンドとしてはこれがいいんだという判断でやってるんだろうから外野がごちゃごちゃ言わないけど。あとビデオを撮ってる女の子が3人くらいいて、座敷くんのモテっぷりを見た。キララさんかも。
終わって座敷くんのCD買って、東京に来てくれってもう何回言ったっけ。しつこいよ。あと病気さんのCDも買って、ごきげんですな。歩いてホテルに戻り荷物の整理などをして就寝。