怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

TRANSNATIONAL ART 2012

チャンスなので宝石に行った。僕はチャンスだったが、どうやら最近テレビでとりあげられたらしく、いつも以上に混んでいる模様。タイミングが悪いなあ。スパイスの良い香りが店内に充満し、待っている間にもスパイで汗だくになる。今日は豚肉ということで、前回もそうだったかな。そこはちょっと残念。スパイスの尖り具合と旨みが混然一体としておいしかった。蓮根などの野菜もいいアクセント。ただ、僕からするとやはり塩気がきつい。夏は塩を増やしていると聞いて納得はしたが、冬でも少し塩が多すぎると思う。食後も塩気が後を引き、それがちょっと。並んでから出るまでに1時間余りかな。
そのあと、大阪府立現代美術センターでTRANSNATIONAL ART 2012展。正直なところ、昨年に比べてこれと感じる作品は少なかったのだが、一方でインテリアとしてはよさそうなものは多かった。作品の選定基準を少し変えたのかもしれない。あと、妙にジャポニスムを強調しているものが多く、それも土産物風でなんかちょっと。なかで良かったのが、椿や小梅「椿幻惑放埓宴図」。布に写真コラージュをプリントしモチーフの輪郭をミシンがけすることで立体感をだしている。全体に暗い画面で派手さは無いのだがそれがかえって目を引き、まじまじと見入ってしまう。掛軸のような体裁もグッド。ただ気になったのは、布の性質のせいなのか仕上がりがやや雑に見えるというか型崩れしている風なのと、プリントの効果があまり出てないのではということ。テキスタイルを変えればもっと良くなるのではと思った。