怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ジェームズ・アンソール

朝から新宿に出て、東郷青児美術館で「ジェームズ・アンソール 写実と幻想の系譜」展。損保ジャパン本社ビルの上層階に専用エレベーターで上がっていくというこのロケーション、いったいどういう経緯なのだろうか。中は意外に広いし展示環境も文句なし。展望台としての価値もある。いいとこです。
作品は初期の写実作品と後期の幻想的な作品などを同時代の作家とともにということで、これが意外と充実してる。同時代の作家も数合わせではなくきちんと参考になるものを持ってきているし、作家もクールベほか堂々たる顔ぶれ。というかむしろアンソールの方が知名度が低い。正直なところ、アンソールの作品は気に入ったものがいくつかあった程度で、じっと見入るところまではいかなかったが、来てよかったと思える程度には満足感があった。
最後は所蔵品で、セザンヌゴッホゴーギャン。とりわけゴッホのひまわりが素晴らしい。そういえばゴッホの作品は見たことがあっただろうか。ないはずはないと思うが、少なくともここまで素晴らしいゴッホは見たことがない。この作品を見れてよかった。また見たい。ほかになんとかいうおばさんの作品も2点あり、特に注記はなかったがあれはアール・ブリュットと言っていいのでは。
お昼過ぎに千歳烏山のCafooでタンザニアブラックバーンを購入。やっと買えたよ。お昼ご飯はどうしようと思いつつローソン100に入ったらここでも50円引きのパンがあったのでそれに。つつじヶ丘だけじゃなかったのか。
帰宅してパンを食べ、「椿三十郎」を見る。演出やカメラワーク含め、短い時間に名場面がぎゅっと詰まった最高の作品。黒澤明の良さはこういう作品にあると思う。
帰宅した妻と買い物など。