怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

昨日の疲れがとれないけれども、予定はぎっしり。
午後から京都へ向かう。poco a pocoをざっと見て、fabulousをざっとみる。店の人もいい感じで、品ぞろえは多くはないが、感じのいい店だと思った。HAPPY JACKをざっと見て、100000tに寄る。今日はじっくりと棚を見たせいか大豊作で、INNER SCIENCE「forms」100円、旅団「Iyaoi Rhythm」800円、Jeffe Cantu-Ledesma「The Garden of Forking Paths」1000円、「weather」700円。視聴できるのもいいし、視聴したもの全部買ったのもいい。
JET SETに行ったら、奇妙礼太郎の話をしている人がいて「君が誰かの彼女になりくさっても」をほめてたのはいいけど、なりくさってもってそんな言い方はしてないですよコラと思ったらちょうど中古で奇妙礼太郎トラベルスイング楽団が1344円で出てたので買う。
古本屋をのぞいてHeightsをのぞいて、メトロに持っていく手土産を買いにデパートに行こうと思ったけど、それよりスタッフの人らにおごるほうがいいんじゃないかと思いなおし、封筒を用意する。
メディアショップに行ったが、なんか日に日にがらんとしてくるなあ。
大戸屋で夕食。接客のお姉さんが気持ちよく、なんかうれしくなる。
6時すぎにOILに入ったら、ちょうど村松店長がいて、目礼。おぼえててくれたんだ。
中は、結構人がいっぱいで、座るところが見当たらない。こんなに人気とは全然思わなかった。予想では20人くらいのつもりだったけど、50人以上入ってたと思う。
すでにチャイ講座は始まっていて、人だかりで全く見えなかったけど、基本的にはだいたい知ってる通りだったのでまあいいか。講座が終わって人がいなくなったところに席を確保。
あとから向かいに美しい女の人がきた。美しいといっても、グラビアモデル的な意味ではない。そういう意味での美しさではなく、聡明そうで清潔感があって、顔立ちが整いつつもすこし癖があって。ジーンズとスニーカーの感じとか、そういうところも含めて美しいと思った。
もちろんそこで声をかけるような僕ではない。それは年齢とかそういうこともあると思うけど、それ以上にそれが僕なんだと思う。きれいな人、例えばその人もそうだし、肉欲的な意味での目を引く人がいても、僕は、「見ていたい」と思う。見たいのだ。お話したいとかつきあいたいとか、セックスしたいとかそういうことより、まず見ていたい。それが僕の業なんだと思う。
その人も、ほんとにきれいな人だったので、ちらちらと見ていた。ほんとにきれいで、でもたぶん何日かしたら記憶にはうっすらとしか残らなくなり、そのうち消えてしまうんだろう。それが悲しい。
肝心の演奏ですが、最初は不景気なユースケ・サンタマリアみたいな感じのcoacocoa。わりと良かった。好きな感じです。20分しかなかったのが残念。
次が水瓶。気合い十分な感じで、水瓶はやっぱりホームグラウンド的なゆるゆる感より、こういうちょっとアウェイの入った緊張感ある舞台の方がいい演奏になると思う。会場の雰囲気にもよく合っていて、僕が聞いた中でも上位の演奏だったと思う。新曲の波間やグライダーもいい曲で、次のアルバムも楽しみになる。関西を離れてしまったら水瓶の演奏は聞くのは難しくなるだろうし、40分堪能できてよかった。
最後が、ミナクマリ。シタールもギターもいいんですが、僕にはちょっと合わないかなあ。タブラの池田絢子さんが凄まじいソロをやってみせてたりして、あれはちょっとすごかった。60分間気持ちのいい音楽ではあったけれども、僕はやっぱり水瓶だな。
最後に全員でノルウェイの森をセッションして終わったけど、これはいらなかった。スタンダードを何かやるとしたらメンバー的にこれしかないんだけど、水瓶もミナクマリもビートルズって感じはしないし、関口さんのボーカルも苦しいし。あのまま終わるか、ミナクマリの曲に簡単に伴奏を添える程度がよかった。
終演後、また村松店長に目礼して帰る。美しい20代半ばくらいの女の人はいつのまにかいなくなってた。また水瓶のライブで見かけられたらうれしいけど、ミナクマリのファンだと無理だよなあ。
急いでメトロに行き、定期券を受け取る。差し入れとしてお礼を渡そうとしたら固辞される。ほんといいとこだ。メトロは。今度行ったら散財すると心に誓った。ありがとう、メトロ。
鴨川の河原を歩いて帰る。夜の鴨川もいいもんだ。静かで、やさしい空気に満ちている。こんな幸福な夜はそうそうない。僕の楽しい日はいつまで続いてくれるんだろう。