怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

水割りもおいしかった

午前、「ベルサイユの子」を見る。いいなあ、フランス美人。とかそういうことじゃなくて、じわっとくる情感がなんともいえない。登場人物それぞれの心情ははっきり語られず、解釈もいくつかあって、どれが正解というわけでもない。ただ、そのときどきの心のゆれが見る側にいろいろな形で伝わってくる、そのさまが良いのだ。ギョーム・ドパルデューという素晴らしい俳優を失ったことが惜しまれる。
お昼に素麺とブドウを食べ、出発。枚方市でちょこっと仕事して、ダブルデッカーで京都へ。ダブルデッカーの下段は気分が悪くなる。目の前を通り過ぎるホームのせいか、それとも揺れの具合が違うのか。
三条で降りて、ぶらっとメディアショップに行ってみると、ヨシ・ワダ「The Appointed Cloud」が何と1000円。中も半分くらいの商品がセールになってて、SALLY MANN「WHAT REMAINS」が3500円。これはビッグチャンスだぞ、と思うものの、写真展でのインパクトとは裏腹に、傍らに置いて眺めたい写真とは違うのも事実なのでありまして。うーん。やなぎみわがあったら、と思ったがなくなってるなあ。にしても、このセールっぷりは閉店の前触れなのだろうか。気になる。ポスターをもらいました。
もらったポスターを邪魔に思いながらArtRockNo.1へ。相変わらず物静かで話しかけたくなるタイプのご主人。静かだが話しかけづらい僕には眩しい存在である。Vampillia「sppears」特典CD-R付1000円。
100000tは収穫なし。
大戸屋で夕食。
丸太町まで鴨川の河原を歩く。風が気持ちいい。
初めてのMETRO。中に入ると、ああクラブだな、という感じがある一方、京都っぽいライブハウスだな、とも思う。
最初がRUBYORLA。うーん、まああんまり、でした。悪くはないですけど。
2番目がTUJIKO NORIKO様。なんですが、出るのが遅くてだいぶ待たされた。それだけじゃなく、なぜか娘と一緒。昔タワーレコードのインストアで見たときからずいぶん大きくなったけど、でもお母さんにしがみついてる。立ち位置がスピーカーの前だったせいで、変に音が大きかったせいか、イマイチ。3曲目にやったRUBYORLAとのやつが良かった。とっくにステージに出て来てるRUBYORLAをさがすTUJIKOさんに笑った。ただね、なんか子供と一緒にステージに上がるってどうなの、とも思う。実際観客や音楽に向かってるというより、子供に意識がとぶのって、どうなんだ。好きなだけに、ちょっとカチンときた。
3番目が長谷川健一。前からちょっと気にはなってました。いかにもシンガーソングライターである。余談だが、最近シンガーソングライターをSSWと略するのを目にするけど、音楽の世界でSSWといえばSOUTH BY SOUTH WESTでしょ、という第一印象があって、なんかしっくりこない。で、シンガーソングライターってあまり好きじゃないんだよね。身も蓋もないけど。長谷川健一もその例に漏れず。さっぱりした話し方とか、好きな人は好きだろうね。僕はいいです。
最後がnabowa。予備知識が全くなかったけれど、ROVOの宇宙感と昔のカットマン・ブーチェのようなアーシーな感覚の同居具合が絶妙で良かった。CD買おうかと思ったけど、あまりに遅かったので急いで帰った。それもそのはずで、武庫之荘に帰りついたのは終電の1つ前。のんびりCD見てたら間に合わなかったかも。あと、Dj Tatsuyaは結構好きな感じだった。
帰ったら、CDラックの件打ち合わせ。なかなか難物で、妻も気乗りしない感じだが、2つで15万したと聞くと力が入る。
そんなこんなで就寝は2時。ライブがどうこうより、疲れた。