怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

塩田千春さん・ツジコノリコさん

朝からDVD化作業に精を出すが思うようにいかず。
昼前に初台に出かけ、ケンジタキギャラリーにて塩田千春「存在のあり方」展。マンションの1階でうっかり見過ごすような佇まい。メインの作品よりも、脇に展示された家のミニチュア(中に階段と黒糸)がよかったです。大規模なインスタレーションでなくても、大ぶりのおもちゃの家くらいの作品でも、塩田さんの魅力は伝わる。実際に家に飾るには場所や埃の問題があるけれども、お金持ちの人にはお勧めしたい。110万くらいだったかな。ドローイングは30万前後なので、そちらは無理すれば手が出なくもないんだろうけど、ドローイングはね・・・。入場料代わりに2007年神奈川県民ホールギャラリーでの「沈黙から」展のカタログを買いました。1800円。サイン入りもあったのだろうと思うけど、最終日では残ってるはずもないか。
お昼はうどん。19円の割には意外にうまかった。
いま一つ眠れてないので体調は悪いが、口内炎含め回復している実感はある。
夕方渋谷へ。少しだけうろうろしていたら金券ショップがあり、なんとなく見てたら田中敦子「アート・オブ・コネクティング」が350円で出てたので迷わずゲット。ほんとは定価で買うべきなのはよくわかってるけど、浮かしたお金で図録を買ったりというやりくりもあるのでしょうがないのです。ていうか性格だな。
ディスクユニオンとかに入ってみたりもするけど、店が狭くて人が多くて、なんじゃこりゃという。精神面がアレなので購買意欲が起きてこないにしても、こういう店で買い物を楽しむって感覚にはなれない。○か×が懐かしい。
そして残響ショップに到達。定時少し前だけれどお客さんはあまりいないしそもそも開始しそうな雰囲気すらない。tujikoさんらもまだ到着してないらしい。
30分遅れくらいでスタート。直前にTujikoさんがトイレに行くという、こういうマイペースが結構好き。残響の店長さんの進行でTyme.さんとTujikoさんにいろいろ聞くという趣旨だけど、会場の雰囲気がリラックスしているので、ありきたりな質問と既知の返答であっても実感を伴って聞こえてくる。ユーストリームもやっていたようだけれど、やはりその場に居合わせるということには特別のものがあるなと感じる。ここに記録するのがちょっとはばかられるような話も結構語ってくれて、聞きごたえがありました。なんとなくわかってたようなことでも、えっそれ言っちゃうんだ、と。あと、店長さんはなんと1年前まで大阪に居たそうで、sunsuiでのライブのことも知っていたりで。前から気になっていた「ロマンス」のことも聞いてみたけど、結局のところTujikoさんはボーカリストとして参加しただけで今どうなってるかは知る立場にないみたい。質問すること自体が変だったようで申し訳なかったです。しかしトークを聞いた後ではそのタイトルもなんかあれだなあ。
最後はソロでライブ。実は入院中にソロライブをやっていたようで、行けなかった悔しさを少しだけ晴らせたかな。トラックは少しノイズ寄りで、前回のライブでも感じたけれど今のTujikoさんはそういう方向に向かっているんだろうと思う。
実はサインをお願いしようとCDを忍ばせてきていたけれど、言いだせないまま。まあ僕だしね。終わった後しばらく残っていればタイミングがあったかもしれないけれど、なんとなくミュージシャン仲間でわいわい、みたいになったし。でもいいです。貴重な場に参加できて、それだけで満足。
今日は投げ銭とのことだったのだけれど、そういう感じでなかったので、今度投げ銭替わりにお店で何か買おうかなと思う。大阪から来て、このご時世にお店っていう心意気を応援したい。残響ショップ、CDだけじゃなくていろいろ面白そうなものもあったし。