怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

昼食はほしの村とかいう蕎麦屋。3度目である。父の運転で行くのだが、どうにも判断力が衰えているのが目につく。76歳にしては元気だとは思うが、運転をやめると一気に老け込んでしまうだろうし、どうしたものか。
蕎麦はまあおいしいけれども、これが十割とは見えない。まずくはないが、なにかと金がかさむのが欠点か。
妻が実家に帰還。
森山大道「もうひとつの国へ」読了。森山大道の写真はなぜか好きになれない。なぜだろう。嗜好に合わないわけではない。むしろどんぴしゃりである。あまりにぴったりで、目を通ってくるときのひっかかりがなさすぎるのか。ああそうだよね、うん、これだよね、それで終わってしまうのだろうか。何か自分の感情を掘り起こしてくるところがない。だが、この本の中の「青春」と題されたエッセイは素晴らしかった。青春というものの本質を過不足なくあらわしたこの文章は出色である。