怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

こんな夢をみた。

私は坂道を登っている。進み方が早いようだから、車か、自転車か、何かすべるように進んでいる。ごちゃごちゃとした住宅街の確かこのあたりを左に入ったところにあるはずなのだが見過ごしてしまったようだ。こんなに登るはずはない。引き返すと神社があり、人が数人いて進みたい道には行けない。仕方なく遠回りしようとすると人がいなくなったが今更戻るのもしゃくなのでそのまま進む。そういえばこの道ではなかった。見過ごしたのではなく登るべき道がずれていたのだ。もっと西よりの道だったのだ。たしか御堂筋から1本くらい東の道だ。こんなに東の道のはずがない。だからこんな住宅街で道だって狭いし神社の土くさい境内なんかがあるのだ。ともかく西に進もう。さあこのあたりだな。そうだ間違いない。この賑やかな街の左側に、ああこのあたりか。この左側に入って道が曲がっていてここからは見えないが、そこには。そこには何があるんだったっけ。ああ、そういえば。どうして忘れていたんだろう。ここにはうちの持っている部屋があるんだ。ロイヤルホストの上だったっけ。いやそれは近くにあるまた別の部屋のことでこれは雑居ビルの2階だったかな。どうしてそこに住まずに武庫之荘に部屋を借りているのかって、そりゃあ何か不自然に豪華すぎて気に入らないからだ。確か二人でそう決めたんだ。でも部屋を持っているってどういうことだ。土地は持っていないのか。だったらこの際土地を安く買ってみたらどうか。そのくらいの才覚は働かせてもいいんじゃないか。しかしなんだね、うちは金持ちだね。少し中に入ってごちゃごちゃしているが、御堂筋からすぐ、道頓堀の北あたりだから部屋だけとしたって大したもんだよ。それを空き部屋のままほったらかしで忘れていたなんてね。忘れていた、ってでもそんなことがあるのか。そんな大事なことを忘れる奴があるもんか。だいたいそんなもの持ってたか?いや、ずいぶん前に一度中を見て、趣味の悪い金ぴかの部屋だったよ。もうひとつも似たようなもんだったさ。そうか?でもはっきり覚えている。忘れているだけで、確かにそうだった。こんなにはっきり覚えているんだ、間違いないさ。