怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

関西へ。1日目

起きてシャワーを浴び、服装を決め、出発。義妹から頂いた三河巻を食べるつもりだったが時間が取れなかった。昨日一つ食べたきり。おいしいんだけどなあ。
駅に着いて弁当の割りばしを忘れたことに気付き、持ってきてもらう。間抜けだ。
乗り換えなどは相変わらず全然だが、なんとか予定通りに品川へ。品川駅から新幹線に乗るのは新鮮な体験だ。
自由席に座り、検札は結局回ってこず。4両目の先頭だったから、もしかしたらもう回った後だったのかもしれない。それならこの新幹線じゃなくて、と思ったが、リスクもあるし。
静岡だったっけ、3分ほど停車時間のあるところでホームに降り、ドリンクを引き換える。脂肪はそんなに気にならないが、ヘルシア五穀めぐみ茶が190円で一番高価だったのでそれに。香ばしいを通り越して焦げくさかった。
弁当を食べ終るとうとうと。岐阜を過ぎたあたりで目覚め、そのまま懐かしい新大阪へ。風景は見覚えがあっても、気持ちは違っている。
エコカードを買い梅田に行きコインロッカーに荷物を預け、金券ショップでまとめ買い。最安値でなかったり取り扱いがなかったりだが、まあいいでしょ。肥後橋へ行き、国立国際美術館へ。
国立国際美術館は開館35周年記念「コレクションの誘惑」展。30周年展からまだ5年弱なのにこの企画、いいのか、と思わないでもなかったが、未見の作品は意外に多かった。結構通ってるつもりだったのに。記憶に残ってないものもあるのだろうが、この5年で収蔵されて、コレクション展に出された時に行ってなかったとかかな。なにしろ記念展で出してるくらいだから、僕が未見であろうがレベルは高い。見たことがあるものはもちろん。いちいち挙げていられないほどの好きな作品たちに囲まれたなかで、例えば田口和奈の作品は強い印象が残った。絵を写真にしたものということだが、そのどこでもない、何物でもないイメージはつかみどころのない魅力がある。こうしてずっと見てみると、カンディンスキーピカソはむしろ肩身が狭い印象で、いっそもう余所の美術館の何かと交換しませんかという。入ったのが14時40分ごろで、17時の閉館まであっという間。ギリギリまで見ていたが、もっと見ていたかった。新幹線が1本早ければなあ。物販は所蔵品図録とポストカードとか。草間さんグッズがまだ大量に売られてた。今回1作品しか出てないのに。そういえば、今回は作品を最大限展示するためか、インスタレーションはあまり出ていなかったのが残念。
そこから天王寺へ。天地書房を覗く。続いて日本橋のシンズキッチン。今日は珍しく日本人の店員さんが。夜だけいるのかな。チキンビリヤニを注文。なぜかマトンの日には当たらないんだよなあ。あと、夜はドリンクはついてこないようだ。券があるからいいけど。マンゴラッシーを頼むと、シンさんが「オトコ?オンナ?」と聞いてて笑った。ああいうフランクなところが好きだ。今回も大量美味満腹で大満足です。ていうか多すぎて気分が。
というわけでヨドバシでトイレを借りた後、荷物を出して淀屋橋から京阪の神宮丸太町へ。寒さをこらえて京都大学の某学生寮へ。あまり外部に名前を出されたくない雰囲気を感じたので、ここは匿名にします。
上り口に寮生たちが毛布にくるまってたむろしており、すでにこれだけでもうなんか。で、右側の事務室っぽいところにいる人にお願いして、寝場所を確保してもらう。走り回って一応大丈夫ってことで、2泊分400円を支払う。帳簿を見るとちょくちょくは泊まりに来る人がいるようだ。
案内してもらい、部屋へ。僕の予想では、数人がいる部屋の片隅に寝かせてもらう、みたいな想像だったがなんのなんの。柔道場くらいの大きさの部屋にびっしり布団が敷かれ、その隙間みたいなところで寝るのでした。服はぶらさがってるしオセロや炊飯器やなにかが置かれ、普通に生活の場。寝るのはいいとして、起きて時を過ごすのは結構厳しいなと思った。まあトイレ行って歯を磨いて。トイレは結構臭いけどしょうがない。入口あたりにいた人か隣の部屋か、学生さんらがナウシカの名セリフと曲とかを大合唱で盛り上がってて面白かった。学生さんと少し会話して、寝袋に入ってたらわりとすぐに眠れた。耳栓はしてるとはいえ、自分の睡眠力にはあきれる。