怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

金龍ナイトとか

白いギターといえばTVジョッキーだろ

無理矢理昼にベルリンブックスへ。少し覚悟はしていたが、リンチの画集はもうなかった。手が出ないとか言ってるのは僕だけで、相場的には十分安かったので金持ちが買ったのだろう。ということがあってもお金がもっと欲しいという気はあまりないのがいけないのかも。買ったのはやなぎみわ「婆々娘々」図録750円、「VIEWING ROOM 03」500円、エルンスト「百頭女」250円。いいお店がなくなるのは残念とか言いながら閉店セールにでかけていくんだからご都合主義だよな。いやになる。
そのあとターブル・ド・カフェでハンバーグデミグラスソース。特にお勧めはしない程度においしいって感じ。時間をはずしてるので煙草攻撃は避けられた。
夕方、難波へ。途中、戎橋のブックオフでMira Carix「One on One」500円。そして金龍ナイト。
金龍といえば、大阪に来て間もないころに一度行ったことがある。「大阪でラーメンといえば金龍やで!」みたいに人に言われたのか本で読んだのか、おいしいラーメンの店と思って行ったのだった。当時のことだから多分映画を見た帰りだったろう。たしか道頓堀の角の店だったか、御堂筋だったか。何店舗もあるなんて当時は知らなかったと思う。立ち食いだった。梅田のマクドナルドや串カツの立ち食いにも結構驚いたし、なぜ座らないのか理解不能だった。そしてカウンターの端っこで食べたラーメンは、おいしいとは思えなかった。食べ放題とかいうご飯も食べず、ラーメンを食べてすぐに帰った。今にして思えば、「ラーメンは金龍」というのは福岡で言う「ラーメンは元祖長浜」と同じようなものだったのだろう。味の良し悪しを超越した存在。おいしいラーメン屋が隣に出来ても、それでも定期的に食べるような。
そんな金龍のバイトくんたちが集まる金龍ナイト。行ってみたら結構な混み具合で、普段より多いだろうとは思っていたが、予想以上に多かった。
最初が金龍バンド。座敷くんの真面目さが窺える挨拶のあと、結構本格的な演奏。おふざけにならないのはやっぱり座敷くんの性格なのか、結構聞ける。「現れた夜は他人のようでした。」で聴いた座敷くんのベースが生で聞くとやはり本格派。これを聞くと、ギター弾きたくないとか色々言うのもわかる気がする。
次が豊川座敷の猫敷。半年ぶりくらいなので初めての曲も2曲あり、最初のは4人が音を出しあっている感じで、まとまってくるのはまだまだこれからかな。新曲ってだいたいそんなもんだし。新曲となじみ曲のバランスもよく、最後の少女の名前は久しぶりに聞いたせいもあって聴きほれる演奏。とてもよかった。いつのまにか最前列中央にいたので珍しく写真を撮ってみた。
次が安里アンリさん。この辺でご飯を食べた。金龍のご飯、初。ご飯とキムチという組み合わせは今世紀初めてだと思う。おいしかった。お客さんが焼いてきたというウインナーも頂きました。ありがとう。
次がPOWEREMPIRE。前見たときは少し期待外れかなと思ったけど、今日はよかった。僕は荒々しくてそれでいてバンドとしての形を残しているくらいが一番好き。また聴こう。
苦手な日本酒を結構飲みつつ最後は手ノ内嫁蔵。ゲロから始まる、いつもの感じ。悪くないんだけど、僕はPOWEREMPIREの方が好き。暴れ倒しつつ曲の終りにありがとうというモタコさんも好き。
場の雰囲気のせいか、僕にしては珍しく肩の力を抜いて聞けた気がする。へらへらしながらふらふら聞いて、それが楽しい。いいイベントでした。ustreamではこの楽しさは全然無いと思う。最初で最後だろうと思うけど、もう一度あったらまた行きたい金龍ナイト。
POWEREMPIREのCD買おうかと思ったけどみんな楽しみ過ぎててちょっと難しかったのでまた今度。猫敷のCD買いたがってた人はちゃんと買えただろうか。
夜、妻と3月の手配。めんどくさい。