怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ゑでぃまぁこんと山本精一がすごかった

こんな音でした

朝風呂に入ってむにゃむにゃしてたらあっという間に時間が経つ。今日もDVD化作業をしつつ。
お昼は昨日の残りのチジミを焼いて食べる。キムチチジミだそうだが、生地を作って1日経っているからピンク色になっていて食欲をなくすがおいしかった。量が足りないので豆腐を温めて食べる。
出かけて、まずPART TIME BOOKへ。そういえば店が出来たときに何かで見た気がするのだが、なにしろ場所が場所なのですっかり忘れてしまっていた。おしゃれなしつらえといい品揃えといい、いい古本屋だがこの場所ではつらい。永井荷風「日和下駄」420円、澁澤龍彦血と薔薇」1と3を560円づつで。2はどこかで手に入るかなあ。というか、血と薔薇は本来大判で読みたいけれど、それは金銭的にあれだし、妥協の産物。それはそうとこの店、歩道にかなり大胆に商品を広げていて、僕は好きだけど苦情とかないんだろうか。「(袋なしで)このままでいいですか」という聞きかたも珍しいというか、主張の強さは感じる。
歩いて帰る途中福島で疲れてきて街かど屋でカキフライ定食。油が古いし衣のつけかたもまずいけど、730円だしごはんがおいしかったので全然大丈夫です。
タワーレコードに立ち寄ると、スピッツがカバーしたという「初恋に捧ぐ」が流れていた。さすがスピッツという洗練された音がクオリティ高く、改めて曲の良さを感じる。そのうえ声が西山くんに似ているので、なんというのか西山くんが蘇ったような気になり、ずっと聞いてしまう。西山くんが元気だったら、今頃初恋の嵐スピッツのカバーだってやっていたかもしれない。
ムジカジャポニカへ。開場後の時間だったけど例によってリハーサルが押していて外で待つ。折しも雨。雨に濡れながらゑでぃまぁこんの漏れ聞こえる音を聞くのはなかなかいい気持ちだったと言いたいけど、正直寒かったのは否めない。ゑでぃまぁこんはリハが長引いていることが多いようなイメージがあるけれど、多分音のバランスが命のバンドだからそこを丁寧にやっているとこうなるのかな、と思う。
案の定の大混雑だったが、そんな中でもカレーを食べようとするチャレンジャー多数。
最初がゑでぃまぁこん。1曲目が大好きな「眠れぬ羊」で、もうこの導入部からやられてしまう。どの楽器がどうということではなく、音量のバランスと例えばペダルスチールが入ってくるそのタイミングとかが絶妙で、センスの塊みたいで聴きほれる。好みはあるとしても、音楽の好きな人なら一度はライブを聞いてほしいバンドだと思う。出だしがピシッとそろうともっと気持ちいいんだけど。あっという間の1時間。そうそう、ホイットニー・ヒューストンが出てくる曲あったっけ?と思ったら・・・それか。
そして山本精一。やっぱりギターだなあ。エレキだ。微妙な音色と音の重なりと轟音と。大ファンというほどでもないので何度かしか聞いたことがないですが、多分今までで一番いいライブでした。
これだけで大満足なわけですが、ここからが本番だった。ゑでぃまぁこん6名とのセッションで、これが抜群によかったです。それぞれの持ち曲から1曲づつですが、ゑでぃまぁこんの繊細な音と山本さんのギターと声がぴったり合っていて、これはなんとか音源化できないですかね。今日のライブ音源でもいいし、改めて録ってもいいし、数十人だけのものにしておくのはもったいない。特に「とらとらいおん」でのコーラスは、たまたまだけどマイクへの音の入り方が美しくてぞくぞくする。
今日はほんとに行きたいライブが目白押しでどうしてこんなに集中するのかと思った日だったけど、ムジカジャポニカに来てよかった。たぶんこれで正解だったと思う。
帰宅したらなんか空腹になって珍しくラーメンを食べた。そして5食パックの4つめにして、お湯を注ぐだけのチキンラーメン方式だということに気付いた。