■
友ヶ島へ。
さすがに今日は早々にゴーサインが出て、いそいそと出かける。
和歌山市駅で加太線のめでたい電車に乗り換え、駅に着く。フェリーは混んでるだろうし積み残しもあり得るから早く着きたいが走るほどでもないだろうと駆け足の一行を笑って見ていたら彼らは間に合い僕らは積み残しとなった。なるほど。
整理券をもらって待ち時間に淡嶋神社へ。妻の反応が薄いのは意外。
フェリーに乗って帰ると思うと今のうちになにか食べたほうがいいのだが、といって空腹感はなく、ただぶらぶらと出港を待つ。
乗り込んで港を出て友ヶ島へ向かう。乗客は若者ばかりだ。ここに一人混じるつもりだったわけだからいかに鈍感でも辛かったかもしれない。妻がいるからなんとかなる。
すぐに友ヶ島に着き、皆さんと逆コースで回ることに決まるとさっさと坂道を登る。リスやシカがいると聞いたがなかなか見かけない。坂道はたいしたことはなく、ほどほどにハイキング気分を味わいながら地図を頼りに史跡を次々とまわる。
写真を撮りに来たようなグループもあって、彼らの邪魔をするわけにもいかないから、好きなように見て回れるわけではない。休みを取って平日に来るのが落ち着いてていいのだろうが、欠航になると取った休みが無駄になるから難しい。
ひととおり見てまわり、リスはなんとか一匹だけ見ることができた。シカは最後のあたりでたくさん出てきた。
この友ヶ島は今は無人島という触れ込みだが、普通にカフェはあり、以前は旅館もあったようだ。
帰りの船になんとか間に合い、加太港へ。
妻が食べたがっていた蓬餅は売り切れていた。先に買っておけばよかった。
帰りは少し疲れつつで帰宅。たまにこうして連れ出すと嬉しそうなので、また何か考えよう。