怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

目覚める。もちろん熟睡とはいかないが、こういうとこで充分眠れるのが僕だ。

朝の光を浴びて、駅へ向かう。加太線に乗り加太港へ。めでたい電車とかいうのに乗り合わせたが、地元の人たちはごく普通に乗っては降りている。

加太駅に着いたのはいいが、駅前にいきなり欠航の掲示がある。小雨の予報はあるが悪天候でもないのに、欠航するなんて。もしかしたら前日の掲示が残ってるだけかもという一縷の望みを抱いて、とりあえず船着場へ向かう。同類と思われる女性と、互いに意識しつつ向かってゆく。一人で来るのは一人が好きなひとと相場が決まっているから、無闇に話しかけてよいか気をつかう。

さて、船着場にもやはり欠航の文字。やれやれ、全部ご破算だ。まあでもせっかくの機会だから、フェリーのおっちゃんに色々話を聞く。なにしろ基礎知識なしで来てるから役に立つ。とはいえ欠航は欠航だから、この後が暇だ。同類さんに聞くと、淡嶋神社に行くと言うので僕も行くことにした。連れ立ってるわけでもないくらいの距離感で向かう。海沿いの街は大八車が通れる程度の路地が巡っていて僕好みだ。

さてその淡嶋神社、たくさんの人形が祀られておりなかなかの奇観である。人形の供養は珍しくないだろうが、ここまで集まると観光名所になる。怪談の一つもありそうだ。教えてもらって感謝。物珍しくうろうろしてるうちに同類さんはいなくなり、お礼を言うこともなかった。たしか京都から来たとかそんなことを言っていたが、いつかお互いリベンジしましょう。

あちこちうろうろして、どうやら名物らしいよもぎ餅を購入。駅に引き返す。少し雨も降ってきた。

昼すぎには和歌山に戻れるが、小雨の中歩くのもしんどいので、潔く大阪に戻ることにした。また来るんだし。

途中、久しぶりにりんくうアウトレットに立ち寄る。あちこち見て回った結果、ビームスでアロハシャツを購入。まあ悪くない。

お昼を食べ損ねたので、南海の駅でよもぎ餅を一つ食べ、帰宅。

シャツは妻に好評だった。よかった。

12日の小旅行、存外に楽しかったのでまたやりたい。