怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

東京の美術館

朝、近くというわけでもないがエクセルシオールカフェで朝食。空いた店でのんびり朝食、悪くない。おいしかったし満腹になったし。
チェックアウト。大阪は夜雨のようだが、東京は大丈夫なようなので傘は置いていくことにした。
渋谷で別れて僕は品川の原美術館に。駅から遠いし坂もあるが、僕のことだから楽しく向かう。時間前に着いて少し待ってから入場。名前こそよく知っているが初めてだ。
今回は「ジャン=ミシェル・オトニエル: マイ ウェイ」展。MY WAYと題する通り回顧展のような形になっており、作品もガラスを用いた綺麗めのものからセクシャルなオブジェまでいろいろ。正直な話、この人が何をやりたいのかわからない。確かにガラスや金属を使ったオブジェは綺麗である。女子供がきゃーきゃーかわいーと言ってる。異論は無い。だけど、そこから先の「何か」はない。初期作品はまだ自己の衝動のようなものは感じ取れるが、作品として昇華できてるとは思えない。ポンピドーで展覧会が行われ大盛況だったそうだし今日も女性客や子供連れで大賑わいだが、僕は芸術を感じなかった。
むしろ原美術館奈良美智などの常設作品が素晴らしく、そちらは見ごたえあり。
カフェはランチが2100円という馬鹿高いものだったが大盛況。下らねぇ。遊園地かよ。
品川駅との中間地点くらいにわけあり野菜市のようなことをやっていて老人たちで大盛況なのだが安くもなんともないのだが。
品川から新橋へ。資生堂ギャラリーで入江早耶展。作品そのものは美しいし手が込んでいるのだが、資生堂などのモチーフを使う必然性が伝わってこないし、消しカスで造形する理由もわからない。ただそこにオブジェがあるだけではだめなのか。無理に意味付けしなくたっていいんじゃないか。また、素っ気ない展示室に置かれるだけでは作品の良さも伝わらない。受付に過去の作品をまとめた本が置かれておりぱらぱらとめくるとそちらのほうがずっと良い。見せるシチュエーションも、作品そのものも。資生堂ギャラリーでさえなければもっと良い個展になったのではないかと残念に思った。
少し時間があるので三菱一号美術館にでも行ってみようかと思いその前に途中のマクドで簡単に昼食。美術館に着いたら行列で、とても1時間弱では無理と悟り、東京駅へ。道中ずっとキャリーカートを引いていたが存外疲れないね。
妻も東京駅には早くついたようでお土産にさくさくキャラメリングというものを買う。ねんりん家のバウムクーヘンはそこそこおいしいのだが、並んでまでというものなのでパス。
時間が余っているようでそうでもなく、普通に乗車して大阪へ。弁当を買い小雨の中を帰宅。