怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

すっきり起床。しばらくごろごろした後、風呂に入る。

着岸待ちだからまだロビーに行列するなとアナウンスが流れてきたから素直にベッドにいたら今度は早く降りろと言われた。まったく自分勝手なフェリーだ。

おかげで下船が遅れ、2両目のバスに乗ることになった。2両目でも問題ないだろうと思ってたら、下船してない客がいないかチェックしてるとかいうつまらない理由で出発が遅れた。なんなんだ。

というわけで小倉駅到着も10分以上遅れた。馬鹿馬鹿しい。

とりあえず資さんうどんかしわうどんとかしわにぎり。朝からそこそこお客さんも多くて繁盛してる。みんなそんなに朝からうどん食べるのか。

バスで北九州市立美術館へ。朝の遅れがここに響き、七条の送迎バスを25分ほど待つ羽目になった。

北九州市立美術館はたぶんミレイ展以来だろう。休みだったり行きたい展示じゃなかったりだったが、なにより、短い休みでここに行くのは厳しいというのが一番の理由だったかもしれない。

送迎バスはもちろん僕ひとり。企画展をやってないからとしても寂しいことだ。丘の上に立つ堂々とした建物が泣いてるぜ。

久しぶりなのでいろいろ新鮮。ロビーはこんなに広々してたっけ。コレクション展へはこの階段を上がってたっけ。展示室はこんな構成だったっけ。

コレクション展は現代美術のはずが、いきなりルオー、モネ、ルノワールときた。なんでもいいからみんなが好きそうなやつを出しといてやれとでもいうような、誇りも何もない展示だ。そりゃ妥協も必要だけどさ。なんか悲しくなるよ。学芸員も泣きながらやってるんだろうな。ルノワールから辰野登恵子へなんて、まともな神経があったらやってられない。近年はコレクションも買えてないようだし建物もよく見るとあちこち崩れてるし、北九州の衰退極まれり。

バスで黒崎へ。バス停から少し戻って檸檬で戦後短編小説の10330円で。この寂れた街の灯りだよここは。

バスで実家へ。フェリーではよく眠れたつもりだったが、そうでもなかったようで読書中うたた寝を数度してしまった。

夜はうなぎと日本酒。日本酒は銘柄が増えており、新しいものはなかなかの味だった。