怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

終業後にあべのハルカス美術館へ。こんな時間だからかなり人は少ない。もともと少ないのかもしれないが、東京はどうだったのだろう。

ギュスターブ・モロー展」はパリのモロー美術館から作品を借りてるので、基本的には作品は見たことがあるはず。とはいえ、もう見る機会がなくても不思議はないので、この際行っておいた方がいい。

目玉になってるのは、「出現」の油彩と「一角獣」。ほかに良いものがいくつかある。こういう展覧会で構成がどうのこうの言うのは野暮な話で、貸してくれるものでやるしかない。一般向けの展覧会になるから、過度にドラマを強調する流れにするのも当然。なのだが、水彩画をもう少し見たかった。油彩が本領の画家だが、水彩の美しさも格別で、今回出ている水彩はほぼ見ごたえがあった。もう一つは会場構成で、モロー美術館の窮屈な空間にひしめく作品群の迫力を再現してほしかった壁床天井を似せて、小さな部屋だけでも所狭しと並べるわけにはいかなかったかな。無理か。経費とか客さばきとかあるしな。

1時間半で十分満喫、帰宅。妻は仕事が楽だったようで、夕食を作ってくれた。ありがとう。