怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

荷物をまとめて出発。

駅まで歩いてる途中、たまたまプチという古そうな喫茶店が目に入ったのでモーニング。実は喫茶店というよりホテルの喫茶コーナーで、禁煙席はフロントの向こうの一角。変なとこに迷い込んだもんだな。ちょっと面白かった。

コインロッカーに荷物を放り込み、地下鉄から近鉄へのルートを確認。コインロッカーはもっと安いところがあるというより、駅に近いやつだけ高いことがわかったが、今日は少しでも早く近鉄に乗るのが課題なので致し方ない。ルートはバッチリ。どんと来い。

そこから愛知芸術文化センターへ。10階で見残した伊藤ガビンを見て、8階へ。この8階、表現の不自由展をはじめ、展示中止になってるものが多い。この中止騒動は明らかに芸術に関心も理解もないひとが騒いでいるのだが、そうした人々が世間の大半であることも事実だろう。本来、政治家には大衆に阿ることなく善導する役目もあるはずなのだが、いまやその機能は壊れ、まともな知性を見せるのは大村知事ひとりにすぎない。暗澹たるもの。これでは先行き暗いよな。

公開中の展示でいうと、やはりミリアム・カーンの部屋が素晴らしいのと、キャンディス・ブレイツ「ラヴ・ストーリー」の皮肉っぽい作風が好みだった。

今池に移動。目当ては遊佐さんのツイートで知った「ワイルドハニー」というレコード屋だったのだが、閉まってるというか夜しかやってない風。昨日行けばよかった。昼ごはんはたまたま見かけた元祖台湾カレーという店。カレーに台湾ラーメンのそぼろが載ってるという安直な食べ物で、まあまあおいしかったがカレーの具としてみると結構割高な気もする。

せっかくなので近くの古本屋シマウマ書房に立ち寄り、大量かつ見やすい本棚から芝木好子「冬の梅」300円。

もう一度円頓寺会場に行き、津田道子ほかいろいろ再見する。キュンチョメももう一度見たかったが心を残しつつ

名古屋市美術館愛知県美術館も再見。

時間を見計らってクアトロへ。名古屋のクアトロはPARCOの最上階。心斎橋を思い起こさせる。柱はあまり邪魔にならない。ドリンクはここもぼったくり。

最初は折坂悠太(重奏)。このボーカルは明らかに純邦楽を取り込んでると思うのだがどうだろうか。そしてバンドのアンサンブルがとてもいい。yachiが放り込む不協和音のセンス、senoo rickyの安定してスリリングなドラミング。心地よく、それでいて刺さってくる音は名人芸の域に達している。45分ほどのライブだったが満足。

そしてレコ発のVIDEOTAPEMUSIC。こちらもバンド編成。最新作は聞いてないが、初めて聞いてもぜんぜん楽しめる。今の僕はこのゆるくゆるくスィングするクラブサウンドが好きなので、やはり今回来てよかった。

8時半すぎには終演で、近鉄の終電には余裕で間に合う。てわけで名古屋駅で弁当などを探す余裕もある。日曜なのでおにぎり屋は終わってるし天むすは今回も売り切れだったので、結局コンビニ弁当になった。まあいいか。

特急も空いてたし、楽々帰宅。