怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

Vampillia(とピンクトカレフ)@下北沢GARDEN

やや体も重い中、下北沢へ。開演が18時半と早いから急いだら、余裕で下北沢GARDENに着いてしまいました。しかも入ったら意外とスカスカ。もちろんあとから満員にはなったけど、それでも思ったほどの混み具合ではない。やはりフリーということで気軽に予約し気軽に忘れる人が多いのだろう。イベントを運営する側も多少はそれを見越しているとは思うが、その気苦労をお気楽さんたちは少し考えたほうがいい。
OAはふぇのたすのボーカルが誕生日ということでその企画バンド。なので音楽性がどうのこうのいうのは野暮でしょ。別に金取ってるわけじゃないんだから。ただベースの森氏がSiggy Jr.の人で見事な演奏を披露しており、そこだけは金を取れるレベル。
そして大森靖子&ピンクトカレフ。先日の廃病院パーティーで音だけは少々聞いていたので、今日こうして正面から見るのを楽しみにしていた。小森さんと高野さんのツインギターを前面に出した強力なバンドで、なにしろ4人とも実力ある人たちだから悪かろうはずもなく、スキのない高揚感ある演奏。これはもう流石としか言いようがない。大森さんのボーカルも、弾き語りよりこうしたロックによく馴染んでいて、弾き語りしか聞いていなかった僕がピンとこなかったのも当然だったかもしれない。明らかにバンド編成が本分でしょ。僕はやはり大森さんのギョロギョロした感じも含めて、好きかと言えばそうでもないわけだけど、ただこの編成ならまた聞きたいと思ったのも確か。もっともその程度の覚悟では熱心なファンに弾き出されそうだけど。
続いてVampillia。セットリストは2週間前と大差なく、真部さんもいないという布陣ではあるが、ツインドラムだから大丈夫。前方に陣取ってるアイドルファンが「あのパソコンで何するの?ギターの音変えるとか?」などと訝ってたりする会話がなかなか面白かった。そういう人らを蹴散らして惹きつける痛快さもまたVampilliaの魅力なんだけど、今日に関していえば、他の出演者の関係もあって大半の観客がアイドルファン的な人々ということもあり、なかなか厳しかったようだ。とはいえ、もっと厳しい環境でやってきたのを見ているからこのくらいはなんでもないけど。演奏的にはややアラもあったけど、マイクを持たせてもらったのがうれしかった。ところで途中で乱入してくるミニモジャモジャは誰なんですか。
三番目がBELLRING少女ハート。見るのは初めて。アイドルはカラオケ形式のライブになることがほとんどだけど、いつも出音が悪くてもうその時点でげんなりするんですよ。あれ、わざとなんですかね。もう少し良くできそうなものだけど。ライブのほうはファンの方々は盛り上がってたけど、正直なところつまらなかったです。つまらなくなる理由の一つは盛り上がり方が予定調和なところで、なにかっていうと「オイ!オイ!」の声。そしてモッシュやリフト。盛り上がるってそれしか知らんのかという。まあ見た目的には盛り上がっているように見えるんだけど、楽しみ方を知らないようにも見えてしまうから。
最後がふぇのたす。僕としては3曲が限界でした。Vampilliaで帰ればよかったな。まあ企画してくれた恩義はありますけど。
そんなわけでNAGESENして帰るわけですが、テンションが下がりまくった状態ではどんどん放り込むという気分になれないのは当然だし、良いと思ったアーティストには報いたいけど一括方式だとベルリンなんとかにも投げ銭することになるのかという意識も出てしまう。もちろんまずは会場費ありきなのはわかってるけど、観客の意識をうまく利用すればもう少し金がとれるような気がする。
スーパーに弁当が残ってなかったのでカップ焼きそばを食べて妻が買ってきてくれたミスタードーナツを食べて寝る。