怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

廃病院パーティー vol.3

お昼は宣言通り焼きそば。おいしかった。
開始時間直前に玉井病院に到着。Peatixの客はあまり多くないようでスイスイ。バーコードはあるが読み取りではなく番号管理なんですね。
最初に白波多カミン。怪談風に下から照らす灯りが顔にマイクの影を落としていて、しっかりと歌い切る白波多さんによく似合っていた。普通はライブはアーティストが見えないともどかしく感じられるものだが、ふと思いついて前のお客さんの頭で白波多さんの顔を2/3くらい隠して聴いていると、それが白波多さんの情念との距離感をうまく感じられるようですごくよかった。壁の穴から覗き聞くような感じかな。
よだまりえさんを少し聞いて、ゆーきゃん。久しぶりに見たゆーきゃんは、全然先生らしくなくてやっぱりゆーきゃんだった。ずっと聞いていたかったが、気になっていたTaiko Super Kicksへ。曲はいいし演奏もいい。ドラムが平凡なので、その点もう少し頑張ってもらえればという感じ。
大森靖子&THE ピンクトカレフは見れそうもないし外だと音も悪いので後ろから聴く。大森さんの弾き語りにはさほどそそられるものはなく、今後もあまり聴くことはないだろうが、ピンクトカレフはまさにロックンロールでかなりカッコいい。とはいうものの大森さんのファンに混じって聞くのもあまり気乗りがしないので、今回のこういう聞き方は正解だったのかもしれない。
韓国からの女性二人組イ・ラン(lee lang)。インディー・フォークで心地いい。手ごろな音源があればよかったけど。
ゆるめるモ!は、やっぱりアイドルファンとは相入れないなという感想で、1曲だけ。CRYVは浮遊感がいい感じで好きだったがなにしろ短かった。
BBゴローは芸人さんなのかな。少しだけ聞いたがそれなりに面白く、こういう人にたまたま触れることができるのがこういうイベントの面白いところ。ボロフェスタ西部講堂時代に小屋でやってたステージが面白かったのを思い出した。
少し空腹感が出てきたのでカップラーメンを食べる。さっきまで300円だったのが200円になっていて実にタイミングがいい。このイベント、出入りは自由だから近くのコンビニに行く手もあるけど、ドリンク代なしでやってくれている心意気も考えると中で買うべきだと思った。食べながらコントを見れるのも良かったし。
[.que]もよかったし、惑星のかぞえかたも当然のようによかった。この辺は夕方の時間帯らしさがある流れ。
地下のフジロッ久(仮)。初めてだったけど、熱いパフォーマンスでぐっと来た。いいバンドだ。こういうイベントで、大物の裏でこそ燃えるバンドだと思う。Shiggy Jr.も少しだけ聞いて、良かったんだけどライブよりは音源のほうがいいタイプだと思うし、ファン層がアイドルっぽくてそれもちょっとなあ。僕は音源を聞くことにします。
yukaDを少し聞いて、悩んだけど結局ラブリーサマーちゃんからMIKA☆RIKAテニスコーツヘ。梅田哲也さんが絶妙のスパイスになっていて名演だったと思う。
最後は後藤まりこ。のっけからダイブの連続で、低い天井を生かしてノリノリ。後藤さんらしい、最高のライブだった。
クロージングもあったけど、今日はここで終わりたかったので帰る。ノイズ食堂で売れ残っていたホットドッグを買って。
この廃病院パーティー、今回で最後らしい。残念だが、いろいろ都合もあるだろう。かつてのボロフェスタを思い起こさせてくれるこのイベントは代わりのないものだと思うので、別の形ででもなにかしらやってくれればうれしい。「廃病院宴会Vol.1」とかならウソにはならないでしょ。