怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

「楽園としての芸術」展など

今日も風は強いし少し雨模様だが台風というほどではない。行けばよかったかと思わないでもないが、山間部はまた違うのだろうから致し方ない。
朝から上野へ行き、東京都美術館で「楽園としての芸術」展。アール・ブリュットの展覧会だが、そのように銘打たない理由は見ればわかった。
ふたつのアトリエに属する作家たちの作品が並ぶが、制作に介入していない割にはバラエティに乏しく、そのように意図して作品を選定したのかもしれないが、見ていて飽きてくるところでもある。同じ作家の作品が延々並んでたりもするし。
ただ一方でおそらく全員初見であることや、目を見張る作品も多々あるので、満足感も高い。例えば野間口桂介の作品は斬新なファッションとしてショウに出品されてもおかしくないし実際に着てみたくなる。岡田伸次の作品は色遣いの妙が鮮烈で、勢いのある筆遣いと合わせて素晴らしかった。
チケットを見せればもう一度入場できるそうだけど、その機会があればまた見たい。
ショップでは関連商品がいくつか並んでいたが、それより僕は岡田さんの作品に関心がある。
意外にも雨はまだ降っていないので、不忍池の畔でビールを開ける。と、いきなりの大雨。まあしかし慌てても仕方ないので傘を差して悠々とベンチでビールを飲み干す。これもまあ愉快なものだ。不忍池の蓮は繁茂して壮観だった。
ほろ酔いでふらふら。スーツカンパニーにシャツを探しに入ったら明らかに不審者扱いでじろじろ監視された。お仕事ご苦労様です。
ウサギ屋でどら焼き。まあいいけど高いなあ。
アーツ千代田へ。特にお目当てはないのだがこんな時期にも多くの展示室が開いていた。宮川ひかる「Glittering」展。肉体性とその装いを強く意識した作品群は痛々しくヒリヒリする。アーティストの個性も強く、これからも楽しみではないかと思う。
オタクで埋め尽くされた秋葉原を通って帰宅。alookで眼鏡の調整をしてもらうべきだったのだろうが、面倒で。
夜も涼しく、すごしやすい。