怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

午前、懸案の図書館へ。着いてみると想像以上に大きい。なんでもありそうだ。ただ、似たようなことを考えてる奴は多いもので、ガイドブックの最新版は順番待ちで、すぐ借りられるのは数年前のものばかり。そんなもんか。まあいいけど。
昼からミナミホイールへ。若者ばかりなのは当然かもしれないが、この明るすぎる雰囲気、大はしゃぎのお客さん、宣伝に並ぶバンドマン達、どれも居心地のいいものではない。暗いベアーズで這いずり回っているのが僕にはお似合いなのだ。ああやだやだ。小っ恥ずかしいパスとバッグを押し付けられ、逃げるようにJANUSへ。
リーガルリリーは満員御礼で大人気である。ぼくいるのレコ発で見てJAM FESで確信しの流れからすると隔世の感があるが、数年前でしかない。僕がいいと思ったバンドはなかなか売れないのに、こういうこともあるんだな。ただ実際ライブを聞くと、バンドとしては何も変わってないのに特にドラムスの力強さと信頼感が格段に増していて、充実期を迎えていることはわかる。これは売れて当然。僕が見たいバンドとの対バンはまずないのが残念だが、にもかかわらず好きなんだからやはり特別な存在。
次はがらくたロボット。場所だけはよく知ってるVARONというライブハウスに初潜入。案外小さいな。ステージがそこそこ広く高い割に客席の奥行きがなく、なのに段差が作ってあるのでどこからも見やすい。アイドルとかにはちょうどいいのかな。愛嬌あるバンド名のくせに獰猛なパンクガレージは好きなんだけどその割には久しぶりか。
ここから少し初見を回ってみようということで、サンホールでRei。なにしろ情報収集してないので女性弾き語りのバンド編成なのかなという感じだけど、ギター巧い。ボーカルもいい。ここも満員なので姿は見えなかったが、最後まで聞けたからそれなりに満足。
次はBronzeへ移動。ここは以前ミナミホイールで来たことあるし、もっと前に別の名前だったころにも来てるはず。なんだったっけ。
出演は踊る!ディスコ室町。名前だけは何度も見てるけどというバンドなのでこういう機会はちょうどいい。
で、どうせおちゃらけたバンドだろとタカをくくってたけど、なかなかそんなことはなくて、パフォーマンスはもちろんボーカルもバンドもしっかりしてる。ベースがめちゃくちゃファンクしてるなと思ったらサポートメンバーだったが、でもファンクバンドとしての実力は高い。熱心なファンも多いだろうが、実力からするとまだ少ないくらいだ。これは見てよかった。
その次が羊文学。だいぶ前から気になってるのに見逃し続きで、ようやく。
ダウナーなインディーロックだから、こういう明るいフェスではなくもっと違う場が似合うはずだし、室町との流れも悪かったように思う。
流れが悪いといえばこの次もで、場所が遥か彼方のKnaveなのは不運だとしても、アイドルの次にやらされるTeenager Kick Assもちょっとどうなのか。わざわざ東京から来てくれてるバンドをこの扱いはどうなんですか。今日のKnaveは彼らがトリだから、次のバンド目当ての人も来ないし、アイドル目当てで来た人は物販にずっといるから見てるわけないし。どないやねん。なんとなくついでに見てもらえたら、必ず人を惹きつけるはずのこのバンドをそんな位置に放り込むミナミホイールには怒りしかない。だいたいな、客からはチケット代取ってバンドからは出演料取るってどういうことだよ。少額でもギャラは出せよ。今日は見逃してたバンドがいくつも出るから来たけど、来年は行かないぞと決意した。
まあ行くかもしれないけど。
で、Teenager Kick Assを見にわざわざ10分歩いてきた連中を前にしてのライブ。そりゃあもう、強烈だった。
前回見たときはまだサポートベースがこなれてなかったのか、初見のときの鮮烈さとの落差を感じたものだが、今回は抜群の切れ味だった。これほどのライブがこんなに少数の客の前でというのはやっぱりおかしい。まともなタイムテーブルなら一気に大量のファンを掴んだはずの演奏なのに。
このあとアメ村エリアではトリのライブがあって、少し遅れるから入場規制になるかもしれないけどThis is Japanとかバレーボウイズをという考えもあったけど、このライブを見てしまうともうどうでもよくなった。あくせくしてライブを見に行く気持ちより、このまま帰りたい気持ちになった。
じゃあそうしよう。
物販でDVDとまだ買ってなかった「チカシツノハナ」を買って帰りの電車へ。
ミナミホイールには嫌悪感しかないけど、Teenager Kick Assよ、また関西に来てくれ。頼む。ミナホはもういいから。