怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ポンヌフの恋人

じゅんいお昼は栄華宴へ。今日は豚肉とニンニクの芽炒めにしてみたが、少々食べにくい。味はいいけどね。ご飯は今回おいしかった。
夕方、吉祥寺へ。急ぎ足でバウスシアター。なんとか間に合って、レオス・カラックス特集3回券最後の「ポンヌフの恋人」。人生の落後者とされる存在が放つ強烈な存在感が印象的で、ロマンティックさよりもそちらのほうがこの映画の柱だと思う。もちろん花火に酔い痴れるシーンの美しさも素晴らしいけど、僕などはハラハラが勝ってしまうかもしれない。アレックスのどうしもなさからして、最後一応ハッピーエンドになるのも頷けない。監督自身が投影されたアレックスが幸福になるのは当然なのかもしれないが、観客から見るとむしろ逆ではないかと。
こうしてアレックス3部作をほぼ続けてみると、作品がボリュームアップするにつれて映画も変質しているのが明瞭で、そのどれをカラックスの本質とするかで評価が分かれるんだろうなと思う。かつての僕はポンヌフ→血→BMGだったが、今は逆だ。
終って早々に帰宅。府中の方で火事があった影響で京王線は混乱していたようだが、実はこれはまだマシなほうで、もう少し遅ければ新宿駅のトラブルで全く動かなくなったから、早々と帰ってよかった。