怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

結婚式は12時からだそうだが、もろもろあって10時すぎには家を出ないといけない。厄介な話だ。ディレクターズスーツで電車に乗るのは気恥ずかしいが、結婚式場で着替えるのも億劫だ。気がすすまない。
送迎バスの乗り場がわかりにくいというのは案内状として致命的なように思うが、まあ無事に到着。ゴミゴミした町の中にある、結婚式場だ。待つ時間が退屈でしょうがないが、それもつきもの。こういう苦行をせずに済むなら済ませたいが、そうもいかないのが人生だ。
なぜか式にも参列。牧師はもちろん神父でもない外国人が教会風の部屋で式を執り行うという、よくある光景。僕の美学には反するが、でもそれをやりたいと思ったら参列者の顔色なんか御構い無しにやるのが正しい。断固としてやるべきなのだ。僕は頑固でこだわりがあって頭でっかちで、だからこういうことには抵抗を感じて生きてきたけど、でも今になって思う。やりたい事やるのが一番だと。新婦がこうしたかったのなら、新郎もそれがいいと思ったのなら、これが一番の結婚式だ。いい式だった。おめでとう。二人の将来に幸あれかし。
鐘を鳴らすイベントとかブーケトスを経て披露宴。
それぞれの成長の記録や友人らからのメッセージあたりは定番だろうが、昨今はいろいろ仕掛けも多く、なかなか飽きさせない。乾杯はカバだしドリンクもノンアルコールカクテルもあるし、料理は特別美味しいというわけではないけど充分贅沢なもの。鮑とか鱶鰭とかそういうやつ。ちなみに鱶鰭が読めて面目を施した。費用は大丈夫なのか心配になるけど、楽しい披露宴だった。
最後は馬車で去るという演出もあったりするし、ほんとエンタメだな。
帰宅したらもう夕方。
なので夕食はおかずのみで軽く済ませ、夜妻とプリンを食べた。妻はあの披露宴で満足してくれたかな。