怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

今日も雨。
歩いて再開後初めてのバナナホールへ。場所は知ってたけど、東梅田商店街の果てという場所や前のバナナホールのイメージから、そこそこくたびれたライブハウスという思い込みをしてたけど、なかなか立派で新しいとこだった。あそこが一旦閉店せざるを得なかったのは契約絡みのトラブルだったかと記憶してるけど、資金力はあったということなんだろうか。前より大きくなってるし。
このライブハウスでうれしいのはドリンクにバナナジュースがあること。ソフトドリンク派としてはありがたいし、しかもおいしい。これは定番になりそう。
妻もすぐ見つかって、最後尾あたりに位置取って並んでサニーデイ・サービスのワンマンを見る。
今回もMCは無さそうな雰囲気を纏って5人がステージに入り、実際ほとんど口を開くことなく2時間足らずのライブを轟音で一気にやり切った。前回と違うのは数曲だけ古い曲をやったことくらい。この違いは、ファンサービスとして新しい曲だけにしなかったというよりは、昔の曲を今のサニーデイが演るとどうなるか見せたいという、曽我部さんのアーティストエゴが発現したもののように思える。このアーティストエゴ、例えば「セツナ」のラストを、客の存在を無視したかのようなゴリゴリのインプロビゼーションで弾きまくって弦を引き千切ったりするところにも現れていて、僕はそこが今のサニーデイの見どころだと思う。
エゴなど無いかのごとくにファンの望みに応え続けるタイプのミュージシャンもいるし、それはそれで意義のあることかもしれないけど、僕は今のサニーデイの姿が好きだ。エゴをむき出しにすることこそが、僕のようなファンの期待に応えてくれている。
ただ一つ心配があるとしたら、それはやはり丸山さんのこと。今もメンバーであり続けているとはいえ、丸山さんがドラムを叩いていたらこのサニーデイのライブはあり得なかったのは間違いない。もちろんこれからもずっとこうした轟音のサニーデイであり続けるとは限らず、スィートなラブソングを囁く路線に回帰することもあるだろうし、その時こそ丸山さんの出番なのかもしれない。しかし、丸山さんがいつか戻ってくるのか、戻る場所はあるのか、考えてしまう。
ライブが良かったを通り越して凄みに圧倒されただけに、そういう思いは消えなかった。
夕食に悩んだ結果は冷凍の餃子とカップ焼きそば。