怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

お昼からシブカル祭へ。今日が最終日。須藤絢乃さんの作品は写真で見るとわかりにくかったが、実物は非常にいいものだった。キラキラ系の取り上げられかたが多いし本人もそこにこだわりを持っているようだけど、実際はそれだけでは全然なくて、深く深く感じさせる力がある。
ほかにも草野庸子、南阿沙美という写真新世紀の同期組はやはり抜きん出ている。アートもどきと本気の作家との格の違いたるや恐ろしい。ほかで良かったのはMOTIの「私が目線を外した時は、私の胸を見ても構いません。」で、女子女子した空間の中でこの怜悧な主張は相当な切れ味。篠崎愛の食べっぷりもよかった。吉開菜央の「みづくろい」もよかった。このシブカル祭はほんと嫌い嫌いと公言してる一方、それなりに見どころもあるから困ったものだ。もっと時間を取って見たかった。
あと、くいしんぼうシスターズがふるまいフードとドリンクを出していて、キッシュもシナモン豆乳も手の込んだおいしいもので、今度有料で出店してたらぜひ食べたい。
そこからシブヤのタマゴ。ちょっとした展示かと思ったらかなりの規模で、とうてい時間が足りないとわかって退散。こんなことならシブカル祭に絞っておけば良かった。
も一度シブカル祭をちらっと見て、そこから草月会館へ。
ジム・オルークのライブ。心配してた限定CDは難なくゲット。意外とみんな買わないものなのかな。
ライブは前半がいつもの面々によるBad Timing 全曲LIVE。静寂に音がぽつりと広がってゆき、それがいつの間にか壮絶に轟音となりまた引いていく、その呼吸がまさにこの面々によるジム・オルーク。最高だった。席は2階で、こうして上から見渡しながら聞くのが気持ち良くて気持ちよくて、2階席っていいもんだなと思った。
後半はJazz Trio and Big Band [World Premier]。これはジムがコンダクターに徹してるのは正直不満もあって、確かに坂田明のプレイは最高ではあったけど、ジムにもプレイしてほしかった。まあでもこれはこれでいいのかな。
開演早くて2時間ほどだったので結構早く帰宅。