牧野貴2days その1

出かける予定だったというのに気力ないままお昼にそうめんを食べる。そうめんを食べるとひねもすのたりのたりの夏って気持ちになる。子供のころはそんな日が1ヶ月もあったのだな。大人にはなりたくない。
午後から吉祥寺へ。スターパインズカフェで井手健介のチケットを買ったら整理番号がなかった。早く手に入れた時くらいは早い番号が欲しい。
ブックオフと藤井書店を周遊し藤井でベーコン展の図録があり状態良くて1200円だったので買う。作品はあまりいいものは出てなかったが、論考なんかも読んでおきたいし1200円なら。
思ったより遅くなってOngoingへ。牧野貴2daysイベントの初日で今日は上映会。上映前にコラージュ展を見ようと思ったら設営の関係で一旦撤収するとのことなので急いで見る。葉書サイズの作品が数十点あり、硬質で謎めいたイメージはエルンストを思わせる。こういうの、いざ作ろうと思うとここまでのクオリティはなかなかできないもの。僕が作ると悲惨なことになりそうだ。
設営中は下に降りてグレープフルーツジュースを飲む。なかなかおいしい。
今日の上映はDVD発売記念とのことだから今日から売り始めるのだろうと思っていたらまだまだ先だそうでちょっとがっかり。ただそこで見られる作品をスクリーンで一度体験できるのはありがたい。
作品は「The Low Storm」「2012」「Inter View」で短めの作品を見るリズムが今回丁度良かった。「The Low Storm」は荒れ狂う感じ、「2012」ってもう3年前かと思うとびっくりしたり「Inter View」は音楽がちょっとメルツバウっぽいなと感じたり。牧野さんの作品は即興演奏でないものでもいつもライブ感があって何度見ても新鮮。映像と音楽がそのままの形で受容されるのではなく溶けてゆくようなところがあるからだろうか。
明日は今日の分動かないといけないので早起きしないと。
それから牧野さんに似たタイプの映像作家を思い出そうとするけど、これがなかなか難しく、そもそもそんなにいるわけがないから結局自分がいいと思ったような作家を挙げてみるしかないか。数打ちゃ当たる。