怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ガール椿のレコ発

お昼前に妻と買い物に。
昼ごはんは焼きそば。なんとなく久しぶりのような。
妻が神宮に出かけた後、僕も原宿へ。
まずArt Space AMで荒木経惟展。知らなかったけど前回は野村佐紀子だったらしく、自分の至らなさを責める。ここは展示空間の様子がよいのできっといい展示だったろう。もちろん今回の荒木経惟もいいもので、あの作風が炸裂している。特に素晴らしいのはペイントもの。恐る恐る聞いてみたら組作品だったようだ。現在販売中のものはあのシリーズだけと言われたものはさすがに少し見劣りがするように思うし、だったら無理にとも思う一方、手の届くものなら無理したいという気持ちも。ステッカーなどでも結構なお値段だし、あとはZINEかなあ。少し考えてみる。
GYREに立ち寄ると新人作家のオークション展示。予想通りあまり好みに合わない。
エスパス・ルイ・ヴィトンヤン・ファーブル展。うっかりしているうちに会期終盤でそのせいか図録はもらえなかった。もしかしたら作家の意向なども関係しているのかもしれないが、品切れだとしたら残念。などと言いつつだが、いつも通りのこの昆虫もの、確かに特異な感性を表現するのにぴったりだとはいえ、やや飽きが来始めているのも確か。悪くないんだけど、ヤンさんは何作品も一度に見るよりは1点だけあったほうが光るような気がする。
そろそろ時間となり渋谷LUSHへ。ここはなぜか初めて。当然だが大盛況でまずはH Mountains。
続いて壊れかけのテープレコーダーズ。踊り場からスタートで過去の名曲と新曲を織り交ぜる最近定番のセット。見る側としてはテイストの違いに腰が定まらないところがあるが、やってる壊れかけの熱量は変わらず、僕もなんだか慣れてきた。そして今日はライバルが勢ぞろいしている以上、小森さんの対抗意識もいつも以上で、負けられない気持ちがひしひしと伝わってくる。壊れかけはこういうライブがいいし、だからこそ今日来たわけだ。単に顔ぶれが豪華だからではなくて、そこに触発された一段上の壊れかけを。
3番目がハラフロムヘル。素直にいいボーカリストを中心に据えているので安心してポップスができてるなあという感じ。
4番目がうみのて。ウクレレを持ってきたのであれっと思ったけど、最後のあの一瞬のためだけに出してくるところがいい。そして笹口さんはボブ・ディラン風のサングラスが似合っていた。今日は高野さんがキレキレで、途中で弦が切れたけれども構わずに最後まで弾き通した。それでこそロック。ドンマツオさんなら間違いなくそうするし、あそこでギターを抱え直すなんてありえない。ワンマンでの文章といいこの日のプレイといい、最近高野さんをちょっと見直している。
笹口さんと少しまたお話したけど、今度は顔だけでなく名前も覚えられつつあり、ほんと驚異的な記憶力だな。
最後がもちろんレコ発のガール椿。たしか前にも見たような気がするんだがどうだったか。
正直なところちょっと疲れもありステージがよく見えない場所だったこともありで休み休みにのんびり聞く。ポップ。
帰りに小さな弁当を買って帰宅。予想通りに妻がおすそ分けを要求してきた。