怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ミュンヘン3日目

窓を閉めて寝てると暑くてか、3時前に目がさめる
もう一度寝ると今度は5時過ぎてて、すでに外は明るい。4時過ぎに起きれたらちょうどいいんだけど、やっぱり明け方は無理か。
朝食食べる。今回は盛況で家族連れの幼児が大騒ぎしてたりでなかなか喧しい。昨日美味しかったチーズ入りスクランブルエッグはなし。残念だ。
フロントで切手を売ってもらう。おばちゃんは優しいが黒人上司は割とビジネススタイル。おばちゃんによれば昨晩見つけたホテル近くのポストに入れろというのだが、ほんとに機能してるか怪しいものなので別のポストを探すことに。駅の近くに郵便局があるそうだが、あったっけ。
行ってみると郵便局はわからないながらポストはなんとか発見。切手の自販機らしいものもある。ポストは昨日見たのと同じで、市内とそれ以外で分かれているようなので当然日本へは市外になるのだろうが自信が持てない。ちょうどポストに入れに来たひとにこっちでいいのか聞いたらそうだよというのでほっとした。
日曜なので美術館1ユーロの日、バスでまずはサムルングシャック行ったら11時とか書いてあるようで、空いてる気配がないので仕方なく戻ることに。バスの車窓から橋の上の人だかり見かける。なんだなんだ。
アルテピナコテークへ。工事中とのことで展示室の1/4ほどが見られない状態だが、それでもクラナッハやボシュ、デューラーやファン・ダイクなど錚々たる所蔵品でこれはこれで満足。さすがの貫録だった。ルーベンスレンブラントにはそれほど惹かれないのはやはり好みというものか。地図上は公開されているはずの展示室に行くルートが見当たらず、うろうろしてみるが係員に聞くほどのものでもないしきっと工事の関係で閉鎖されてるんだろうからそのまま帰る。一部閉鎖中でもあり、2時間半で終了。
さてそこからサムルンシャックへとバス停に向かう途中、公園で日光浴のビキニを見る。日曜だし陽射しは強いし、だからといって日本では考えられない光景だが、ドイツではこれが普通なんだろう。それをさらに痛感したのがさっき見た橋の上の人だかりで、行ってみるとサーフィンだった。川幅10m程度で橋桁のせいかいい波が立っているのをサーファー集団が順繰りにサーフしている。なかなか見ものだし涼しい。よく見ると遊泳禁止なのだが、きっと夏はいつもやっているのだろう。面白い。
サムルンシャック、受付が1人でクラーク兼任でショップもなくポストカードを売っているのみ、実にがらんとしてる。これが五大美術館のひとつなのか。どうりでガイドブックにも載ってないわけだ。そしてエアコンもなく、ヨーロッパ独特の暑さの中見て回る。有名画家の絵はないが、自分なりに気に入ったものもあったりして、これはこれでいいかなと。なによりこの閑散とした雰囲気は好きだし、カーテンを紐で開ける方式の絵もあったりして、監視員さんが紐引いてごらんと教えてくれたりとか。
昨日バスで見かけた川向こうのモニュメントと噴水のところでのんびり。乾燥しているから噴水があるだけで涼しい。そしてここも川辺や緑地で日光浴してるひとがたくさんいる。のんびりしてるなあ。
そして今日もまたブランドホルストへ。入り口でチケットチェックしてるダンディマンに驚かれながら入場。そんなに珍しいのか。まあ珍しいだろな。
1ユーロといっても客が極端に多いわけではなく、独占できる時間がわずかという程度。ただガイドツアーは多くて、そのときだけはうるさくなる。今日も堪能。
出たら昨日の受付ガールとすれ違い笑顔でハローと言ってくれた。短髪メガネで男のコっぽいが、結構巨乳だったのがさすがドイツってとこか。
向かいのballa beniというジェラード屋に行列ができているのを見かけ僕も並んでみる。ショコラとチョコチップ。さらにマンゴーをおまけしてくれた。1.5×2で3ユーロ、なかなかおいしかった。
美術館はこれで終了。あとは観光と思ったが途中のギャラリーで面白い展示をやっていたので見せてもらう。値段3600ユーロとかなので、そこそこ名の知れたひとなのだろう。
ガイドブックに載っていたレジデンスってここかなと思いつつ入ったところが高級住宅らしくおばあちゃんに咎められる。まあ実は違うかなとは思ってたんだけど。
で今日もオープンエアクラシックやってて、昨日のチケットもぎりもいたけれど今日はまだ規制の時間ではなかったらしく通れた。そしてリハをしばらく見学。ミュンヘンオーケストラだそうだが、所詮はPA使ったイベントだし演奏的には大したことはない。まあでも雰囲気はいい。
リハも一通り終わったので出るともう入れない時間帯になってて、怒ってる人多数。そら怒るわ。
そこから向かったレジデンスでもジャズの野外ライブをやるようで、こちらでもリハを見学。こっちのがよかったです。
ガイドブックに載ってる教会を外からいくつか見て。フラウエンは中に入れたから入ってみるとちょうどミサの途中だったので厳かに見学。
新市庁舎の時計が動くのを見るつもりだったけど7時過ぎても全く動かず、たぶんLGBTのイベントをやってるから止めたんだろう。残念。
7時過ぎにハクスンバウアーへ。僕の前を歩いていた地元の若者が「なんか食べよう」「どこ行く」「ハクスン?」「(笑)」みたいな会話してて、やっぱ高いんだなあと。
行列ができてたけど少し待って入れる。案内のお兄ちゃんは愛想満点のイケメンだった。
担当の給仕のおっちゃんにオススメビール聞いてハーフポーションザウアークラウトのセットを注文。
慌ただしげな店内を見渡すとは観光客が大半かな。隣は韓国人、もう一方はアメリカ人か。トイレ行ったらチップ制だったのは予想外だったし有料の割には綺麗でもないのはもっと予想外だった。
戻ったらもう料理は来ていて平らげる。ビールは普通。これがお勧めなのか。料理はまず固い。結構格闘して切り分けてゆく。塊肉のうまさはあるが、必食というほどのものかどうかは疑問。
カード決済してチップないのでおっちゃん愛想ゼロに。と思ったけど、勘定が終わったら愛想がないのが欧州流だなとあとで気がついた。
酔いながらトールウッドへ。駅からのバス停はすぐ発見できた。結構たくさんの人が乗っている。カップルの女性が先に乗ってドアが閉まり、もう片方が遅れてやってきたけど運転手はドアを開けず。この辺の裁量はひとによって違うんだろうが、厳格さがドイツっぽい。
路駐の山を過ぎて会場が近付くと変な人形たちがお出迎え。この時点からすでに楽しい。トールウッドサマーフェスティバルは音楽テントのほか物販テントが多数あって、賑やかで楽しい雰囲気。いいな、これ。
一通り見て回り、カメのキャンドルやビニールの財布、ペイントのTシャツ、いろいろ面白い。
帰りのバスはライブ終了後というわけでもないのにそこそこ客が乗り込んでて、ましてライブ後に観客が押し寄せたら積み残される危険性はかなりありそう。ただ自転車タクシーが数十台いるようで、こいつらに頼めばなんとかなるのかなあ。あるいは歩くか。高低差はなさそうだし道もわかりやすいし。
ただ、バスに乗れば渋滞もなく駅まで順調のようなので、結局はバスにすんなり乗れるかどうかが勝負のようだ。これで下調べ完了。
ホテルに遅く戻り、フロントのおじさんはパソコンがダウンしたのか大変そう。置いてあったはずの水も氷も補充なく放置されていたのが期待外れだった。
明日以降用の調べものをして12時過ぎに寝る。