怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ミュンヘン2日目

2時過ぎに目が覚め、いくらなんでも早いからもう一度寝てみたら6時前。薄暗い明け方に散歩したかったがもう明るい。残念だ。
仕方なくシャワーを浴びるが温水が出て来ず寒い。風邪気味に。
いろいろ準備したりして7時半。
早めの朝食と思ったら僕の前に何組も来てたようで、みんな7時から朝食ですか。なにするんだ。
朝食ルームは朝の光が明るく雰囲気もいいし品数も多くて満足。卵にチーズを混ぜたのが美味しかった。
のろのろしてたら9時半。とりあえずスーパーを探しながら駅まで歩く。何軒か入るがやはり食料中心でカミソリは多くない。昨日も思ったが、駅の南側はアラブ系の多いエスニックなエリアのようでちょっと面白い。もう一度回ってみたい。
中央駅に着いたころにはもう10時。美術館に10時のつもりだったのに遅れをとったし郵便局も見つからない。
トラムで向かおうとするがこれも乗り場がわからなくて乗り逃したりでうまくいかない。
やっとモダンピナコテークへ。
迷った末に急遽1日券を買ったが正解だった。なぜ迷ったかと言えば、最大級というこの美術館にどれだけ時間がかかりほかの美術館に回れるかが不明でしかも特別展は別料金だそうだからお得かどうかわからなかったからだが、特別展料金なんかかからなかったし、最大級といいつつそこまで時間もかからない。特別展ってたぶんよほどのもののことで、今回やってたような小特集みたいなものは基本料金内ってことなんだろう。モダンといいつつ現代美術だけではなく近代のものも多いし、もっと言うなら作品のレベルも特に高いわけではない。それにデザイン部門の比率も高くてそっちにあまり興味のない僕には残念な構成だった。
というわけでお昼すぎには美術館を出て、まずは腹ごしらえ。天気いいし美術館横の芝生で大学生らがごろごろしてるからそこでパンでも食べるかとパン屋を探す。パン屋は見当たらないしスーパーもなかなか見つからなかったが、なんとか発見した店でパンとジュースを買い昼食。2.19ユーロは安上がりだ。パンはドイツ系のものはおいしいがそうでないものはそれなりだった。
残りの時間でまずはもう一度ブランドホルストトゥオンブリーを見る。
チケットカウンターに行ったら係の人が覚えてたようで昨日も来たよね、気に入った?と笑顔。もちろんイエスベリーグーと答えた。
中はまた堪能。土曜だが昨日と同じくらい閑散というかゆったり独り占めできた。ウォーホルマニアも再見したが、0階のおばはんに変人を見る目で見られて同僚とコソコソ話し始めて若干だけど辛かった。このウォーホルマニア、ウォーホル関連のビデオなども流れてるけど、さすがに聞き取れなくてそれだけは残念。図録などを買って終了。
終わってノイエピナコテークへ。ノイエといってもアルテよりは新しいという程度なのでほぼファインアートだし、有名作家の作品といえば後半の5室くらいにしかない。なので皆さん順路の最後から入っていくのが通例になってしまっているようだ。僕は一応全部回ったけど、全然省略できるなとは思った。
6時前に見終わったのはいいが雨が降り出していて、小降りかなと思って外に出たら途端に本降りに。しかも強風もあって足元はびしょ濡れに。さらにバス停を見逃してしまうという失敗。まあ傘差して下向いてたらそうなるわな。しかもバスで向かった目的地に停まらない。ミュンヘンのバスは次からの3停留所と終点が表示されるので乗り過ごすはずはないんだがと思いつつ、街はずれの濃い緑が眩しいあたりまで行って地下鉄で引き換えし、今度は地下鉄の駅から出るところでその理由が薄々わかった。なにかのイベントをやっているようでチケットがないとこの出口からは出られませんという。なんやねんそれ。別の出口から出て大回りすると、今度はチケットのモギリが立っていて、どうも行き先によっては通してくれそうなんだけど僕の行先を言うとノーの一言であしらわれた。日焼けした美人だったんだけど、心の中で3回くらい罵声を浴びせた。
この頃は雨止んでたから、そういう意味でも機嫌悪くて、普通に雨宿りして歩いてきたほうがまだしもダメージがなかったなと。
仕方なく回り道してルードヴィヒに行くが収穫なく、ヒルマンでは靴はやっぱり見送りにしてベルトだけ悩む。
新市役所前の広場でやってるLGTBのイベントを見ながら5ユーロのステーキバーガーを食べる。高いっちゃ高いけど、一枚肉を豪快に挟んだのってやっぱり食べたくなる。
適当に切り上げて徒歩でホテル方面へ。
道を行きすぎたりして公園のDJイベントを見たり。本があるし傘持ってるしで疲れたしでだいぶぐったり。
帰り、高級住宅地に迷い込みつつ閉店時間を過ぎてたっぽいアラブ系スーパーで7upと変なお菓子で3ユーロ。取られすぎかと思ったが21時を6分過ぎても対応してくれたし、まあいいや。なにしろ炭酸をグビグビやりたかったしステーキバーガーでは少し足りないしかといって飲食店に入るほどでもないし。
ところで迷い込んだ高級住宅地、だだっぴろい私道と大邸宅みたいなのがずっと並んでて、さすがという感じだった。
10時半には就寝。