怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

白波多カミン×タテタカコ×原マスミ

送別会を断固として拒否して吉祥寺へ。
そこまではよかったが、チケットを忘れていたことに気づき、危ういところで取りに帰ってなんとか間に合った。もしライブハウス前まで気づかなかったら完全にアウトだったので不幸中の幸い。偉い。つくづくメール予約に勝るものはないと思ったが、主催側の都合もあるし入場順のこともあるしで、時には買わなきゃいけないけれども。
ギリギリの割にはなんとか席も残っていて、雨のおかげかな。
最初が白波多カミン。きっぱりとした歌いっぷりは凛としていて、短い髪と相まってひたむきな少年の面影もある。誰に媚びるでもなく、歌うべき詩を見つけている佇まいはアーティストのあるべき姿なのだろう。初めて聞いた曲も数曲あってどれも素晴らしく、やはりアルバム買わなきゃと決定。
次がタテタカコ。こちらも透明な歌声だが、白波多カミンが人間の生々しい深淵に手を突っ込むのとは逆に、明るく健全な世界で、これがタテさんらしい。きっとカッコいいおばあちゃんになるんだろうと、ちょっと早いけれどもそう思った。
最後が原マスミ。壊れかけの企画で見て以来だからかれこれ2年ぶりくらいだろうか。ステージングのうまさはさすがにベテランだが、曲に入ると瑞々しく引き込まれる。白波多さんと同じく息づまる音楽で、満足だった。
白波多さんのアルバム買ったけど、全体に物販がよく売れていて、企画の確かさを感じた。誰を目当てで見に来ても最初から最後まで楽しめるイベントだったと思う。
外に出ると雨上がりだったけれども、雨の日に聞くにふさわしい3人を見ることができて、本当によかった。