怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

笹の湯

朝、例によってバタバタと出かける。忘れ物に気がついたが今更仕方ない。
綱島に到着。忘れてしまったものの買い物を済ませ、綱島ラジウム温泉へ。昔の手近な娯楽施設といった趣で、今でいう健康ランドのようなものなのだが、効率性機能性が突き詰められていないところにこうした昔の施設の良さがあるように思う。
今日は結婚式もあるようでその受付に迷い込んでしまったが、「結婚式の方ですか」と言われ「じゃないほうです」と即答したら微妙にウケていたのが楽しかった。
じゃないほうの受付でお金を払って中へ。会場はいかにも宴会場なところで、社内旅行なんかで来るのは御免こうむりたいがライブなら楽しみで仕方ない。
今日は第二回笹の湯〜春〜。もうじき無くなるという噂の綱島温泉東京園に滑り込みでも来るちょうどいい企画。
なので、開演前にまずお風呂。黒っぽい天然温泉、タイル、高い天井、射し込む昼の光、おっさん、ケロリン、脱衣場。これだけで楽しいから不思議だ。温泉なんて全然好きじゃないのに。
笹口さわねの煽りっぽい進行から「三億年生きた笹口」の第一部。手作り感というよりノリで作りました感あふれる映画はこういう宴会場でビールを飲みながら見るのにちょうどいい。解説なんて邪魔かなと思ったら全然逆で、むしろ解説に集中してて映画はよく見てないくらい。
科楽特奏隊。以前ロフトで見た時は面白いとも思わなかったが、昼間っからビール飲んで宴会場で見てたらこんな楽しいものはない。なんじゃこりゃ。結婚式客にも大うけ。
「三億年生きた笹口」の第二部あたりから酒がまわってきてよく覚えてない。
まがりかど。これもあんまり聞いてないなあ。僕がビールを飲むには途中お休みが必須だしこれも織り込み済みといえばそんなもんだろう。それでも今日は飲んだほうが楽しい。
「三億年生きた笹口」第三部。ここで復活。よくわからないうちにエンディング。第二部を見てないからそんなもんだろうが特に気にならない。
最後は笹口騒音オーケストラ。まさに宴会バンドの真骨頂なシチュエーションなので悪くないはずがない。笹口さんが泥酔していて演奏的には最良ではなかったんだろうけど、そんなことより大事なものがあるからこれでいい。
終わって懸案だった笹ボックスを購入。泥酔割引でタオルとステッカーをおまけしてくれたが、あとで後悔してないだろうか。
もう一度温泉に入ろうかとも思ったが、人が多そうだし酔いもあるので断念。でも近隣の老若男女で賑わう様子は無くすにはもったいない光景だった。
東京園を出て昔泊まった建物を探す。方角だけはなんとなく覚えていたが、意外とすんなり発見。20年以上前なのにすごいな、俺。今はなぜかロックアウトされていて、元々マンションではなかったような作りだったし、訳ありなのかもしれない。まあ行ってみたからどうというほどの思い出でもないのだが、なんとなくミッション完了。
その後はいつも通りブックオフへ。Serph「Heartstrings」、Lucy Rose「Like I used to」、Sim Redmond Band「Life is Water」各500円。いつのまにかポイントカードが始まったらしく発行してもらった。
村上春樹「IQ84 BOOK3」を108円で。値札違いで本当は200円だったそうだが、店員さんが負けてくれた。ありがたいこと。108円なら買うが200円なら買いませんという細かいこだわりは僕の中では確立したラインなので、交渉したわけではなく。そういうの、古本ハンター的には譲れないところです。
ディスクメイト綱島II店。こちらは以前からやってるお店のようだが、正直なところ今となっては値付けが高い。10年前ならこんなもんだったかとは思うけど、これじゃあなあ。回転もあまりよくなさそうなのでざっと見ただけ。
綱島は駅前はそこそこ賑わいつつ、昔風の雰囲気も残っていて、住むには悪くないところのようだ。
帰宅。妻のほうが早かったので、僕が作る約束だったけど焼き飯と春巻きは共同で作ることに。疲れてるのにすいません。
なんかよくわからない満足感で溢れた一日だった。綱島温泉、また行きたいなあ。