怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

北島敬三「ヘンリー・ダーガーの部屋」展

午前中は仕事&セミナー。セミナーは一瞬寝たらかなり楽になった。一瞬でいい。
お昼は前々から目をつけていた橋仙に。ジンギスカンがあったので舞い上がる。味もまあまあだし、タレで調整できるので辛すぎない。ご飯は大盛りを頼んだら超大盛り。なのだが、本来がスポーツバーのためか座りにくく食べにくい。おかげで油が垂れてスラックスをクリーニングに出さなきゃいけない。うんざり。そして食べてる最中から懸念してはいたが、券が使えない。その言い方がまたにべもなくて、二度と来るかという気持ちに。まあ実際そうなりますけどね。
夕方は早めに切り上げて、急いで新宿のエプソンギャラリーへ。北島敬三「ヘンリー・ダーガーの部屋」展。写真は10枚のみで規模は大きくないし動画を体験できるとかいうエプソンご自慢の機械は壊れていたが、しかし薄暗く小さなギャラリーに大判の写真はまさにダーガーの部屋を追体験するにふさわしく、遺物に囲まれ目を凝らす時間は最高だった。人もいないし。ダーガーが自身でタイプ打ちし製本した「非現実の王国」や人物設定らしい草稿も垣間見え、草稿に番号と名前に「killed」「unreleased」と書かれているのが異様さを増す。キリスト教のモチーフに幼女の写真が入り混じり、クレヨンなどの画材が大量に置かれている。ここはダーガーにとって現実の王国だった。彼が病でこの部屋を後にするとき、どんな気持ちだったろうか。
これまた急いでalookへ。昨日曲がってしまったメガネの調整をお願いする。幸いほかに客もなく、見るからに熟練なひとが丁寧に直してくれた。ただ、もう限界だとも仄めかされたので、そろそろ買い替えをしなければいけないんだろう。
遅めに帰宅。
夕食後、父に電話して頼まれていた相談の件を報告。父も顔が立つようでなにより。僕も勉強になった。
妻はプールでなにかあったのか、子供のことを淋しそうに言っていた。ごめんとしか言えない。