Vampilliaの教会ライブ

お昼は皿うどん。
夕方からお出かけ。
トーキョーワンダーサイト本郷でラザフォード・チャン「We buy White Albums」を再見。壁面の白一色ではない一つ一つが違うホワイトアルバム、棚に放り込まれた一つ一つが違うホワイトアルバム、100枚のそれぞれ微妙に異なった音を重ねられてうねるような音を出すホワイトアルバム、そしてターンテーブルの上に乗ったホワイトアルバムをヘッドホンで聞く。いい作品だ。3000円の値札がついたものが飾られていたが、あれは売り物なのだろうか。作品なのだろうか。
早く出るつもりがぐずぐずしてしまい、結局駆け足気味に小石川福音ルーテル教会へ。小石川植物園の近くだし、本来ならもっと事前準備して観光など楽しんでもよかったろうに。
開場後の到着だったので席の心配をしていたけど、結果的には特に問題なくまあまあ前方の席をゲット。
小石川福音ルーテル教会はプロテスタントだから基本的には簡素なつくり。こういうので貸してくれるのって記憶する限りプロテスタントばかりだけど、教義と関係あるんだろうか。ドリンクで普通にワインやビールがあったけど、考えてみれば別に問題ないのか。
開場時からAmetsubuのDJが始まっていたけれども、“らしく”なってきたのは30分ほどしてから。教会でのAmetsubuさんはドンピシャでハマってて、うっとりして思わず粗相してしまった。
続いてVampillia。もともと大人数とはいえ18人もの編成は珍しいし、これほど弦楽隊を揃えてきたのも久しぶりなのでは。新宿Marzでも見かけた人が今日もいて、なるほどあの人が。実在するんですね。実は架空の設定なのではとちょっと疑ってたけどそうじゃないのか。
考えてみれば弦楽にせよコールにせよ編曲をするにはきちんとした勉強が必要なわけで、外部に頼んでるのかもしれないけどこのライブをするには相当な準備も必要だっただろう、そんなスペシャルなライブ。
演奏そのものはそれなりにミスもあるんだけど、なにしろVampilliaの楽曲の良さが存分に出てくる編成なので、悪かろうはずがない。教会が半地下のせいか思ったより大音量だし吉田さんのドラムもキマってる。そして最後は真部さんボーカルでlilac。これがまた絶品だった。
最後はレコ発のハチスノイト。Enyaのようなボーカルを重ねていくスタイルをライブで再現していて、これも教会にぴったり。僕としてはそれほど好きなタイプではないのだけど、ファンなら見逃せないステージだったと思う。
終演後物販で久しぶりにキャンドルを見たので買おうと思ったが品切れに。ステージで演出に使った効果もあるのかな。スリッパを持参するために珍しくカバンを持って行っていたので、今日買えればよかったんだけど。それにしてもみなさん意外とスリッパ持ってきてなかったなあ。そもそも持ってない人も多いのか。
帰りは寒空を歩いて駅へ。東京はそれなりに庶民的で入りやすくまた入ってみたくなるお店が散見され、こういうのは東京のいいところだなと思う。
思いのほか遅い帰宅になり妻に迷惑をかけたが、夕食は豚肉のカレー風味とマッシュルームなど。マッシュが冷え切っていたのは残念だが仕方ない。