怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

PC DEPOTに行きたいので思いついたのが旧伊藤伝右衛門邸。妻はドラマを見て多少は興味もありそうだし、僕もああいった邸宅は機会があれば見ることもあるからちょうどいい。人は多いだろうが、所詮筑豊だから大したことはないだろう。というわけで朝から出発。ナビがないのでiPhoneを見ながらの道行きで、頼りになるというほどではないが無いよりはずっといい。最短ではないがなんとかPC DEPOTに到着。開店直後に着くつもりがだいぶ遅くなったのでどうかと思ったが、幸い残っていた。まあそんなに客もいないだろうし。ただ予想外なことに価格が税別で、言われてみれば不思議でもないのだがうっかりしていた。数十円ならわざわざ来るまでもなかったかもしれないが、まあそれはともかく。
そして本題の旧伊藤邸。臨時駐車場までできているという盛況で、実はその臨時駐車場のほうが本来の駐車場の近くにあるというのがよくわからない。ちゃっかり商売の方々もちらほら。まあドラマが終わってしまえばいつまでこの活況が続くかわからないし。
その旧伊藤邸、なるほど豪壮な建物なのだがお手洗いや台所のあるところに広間があったりしてどうも間取りがちぐはぐに思えたり、茶室が変なところにあったりでいろいろと成り上がりらしさが見え隠れするのも面白いところ。ガイドさんは本来は一日数回のところ、なにしろ人が多いから数人があちこちを行き来しているので意識してついていかなくてもそれなりに説明が聞ける。ガイドさんによっても知識のレベルはさまざまなのもご愛嬌。個人的には40代くらいのおばさんが一番しっかりしていたような気がする。共通しているのは、やはり地元の名士である伊藤家への愛着と元妻への冷やかさだろうか。ドラマを見てやってきたお客さんはどうしても元妻びいきの気持ちがあるようだが、まああれはドラマであって史実とは違うよという話ですわな。
なんにせよ見どころは十分で300円なら全然安い。思いつきで言ったことだけど、妻も喜んでいたようでなにより。
さて思いがけず1時間半も滞在したのでお昼の時間になり、さてどうするということに。せっかくだから飯塚でなにか食べておきたい。妻の希望で牛牛うどんというお店に行くことになった。うどんというより牛丼・肉うどんが名物という、いわゆる肉吸いのお店らしい。行ってみるとロードサイドのうどん屋さんでカウンターだけのお店におばちゃんが二人で切り盛りしてる。うどんは冷凍麺でこだわりが感じられないところがいさぎいい。福岡のうどんはふにゃふにゃ系だから、麺はどうでもよくて問題はおつゆですからね。
出てきた牛丼、妻にひと口もらったが甘みと食感が確かに絶妙。これは美味い。僕のミックスうどんも、肉の甘さがしっかり目のつゆと絡んで美味い。これはいける。帰るころには空席待ちさえあったから大したものだなあ。
というわけでなかなかの飯塚小旅行。
夕方は両親と四人で黒崎の田舎庵日日屋でウナギ。黒崎なんぞでウナギといっても大したものはなかろうと思っていたら大違いで、白焼きも蒲焼もかなりいいものが出てきた。もちろん値段も立派なものだが、しかしこのレベルなら文句はない。接客も上品で、土曜の夜とはいえほぼ満席なのもわかる。いやはや、大したものでした。
ビールが中瓶しかなく、ほとんど一人で飲んだので酩酊。それにしてもアサヒとエビスが同じ値段ておかしくないですか。そもそも高いからいいのか。