怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

JAM FES 4日目

妻が朝早く起こすものだから眠くて仕方ない。疲れも取れやしない。
忙しく昼前にコロッケとラーメンを詰め込んで六本木ヒルズへ。
残念ながら赤い公園が始まった直後くらいの到着だが、気が急いただけでほとんど聞けているのだから良しとする。予想以上に人が多く、そんなに人気あるのかと思ったが、どうやら夕方登場するスガシカオ目当ての人が多数場所取りしているようだ。暇で阿呆だな。いや僕も時間さえあれば見たいけど、お目当てまで5時間も待つなんて狂ってる。
赤い公園はやりにくいとかそういう感覚は全くないようで、暴れまわってステージを終えた。素晴らしい。
次が青葉市子。必死の形相にオッサンに横入りされたが、ほんと残念なひとが多いなあ。青葉さんは僕のよく聞くようなタイプではないのだけど、この季節ビルの谷間に新緑を見ながら聞くのはぴったりだった。ガットギターの響きもぴったりで、自分の資質をよく知っているのだと思う。最後、残響をパトカーのサイレンがつんざいたのだけが残念だった。
本来座って聞くべきなのに立ちっぱなしで疲れたので藤巻亮太のところは休憩。
Salyuはどことなく金属的で楽器としての声のようなボーカル。ロバート・プラントがまさにそのタイプだが、Salyuツェッペリンよりも赤い公園のほうと相性がいいだろう。なのに今日伴奏しているのは小林武史である。まあ六本木ヒルズのイベントだからそのほうが受けがいいんだろうが、せっかくの特徴が殺されているようで残念。
終わっていそいそと新宿に戻り、ゴーゴーカレーで夕食。外に何も掲示が出てないので本当に500円なのか不安になったがちゃんと500円だった。初ゴーゴーカレーは意外とおいしかった。キャベツを載せるのはいいアイディアだと思う。
新宿ナインスパイスに入るとLOOLOWNINGENが終わるところ。しばらく待ってからゲバ棒。持ち時間25分ながらその半分くらいで完全燃焼するライブはめちゃくちゃカッコいい。変に長くやろうとしないところはほんと素晴らしいなと思う。
次がいよいよ壊れかけのテープレコーダーズ。最初の聖者の行進から最後まですべてがロックンロールだった。僕は聖者の行進という曲をあまり好きではなかったと思ってきたけど、今はその真価を認めているし僕が間違っていたとしか言いようがない。昨日もライブだったというのにその疲れなど全く見せずに熱塊のようなステージを見せつけた壊れかけには、ついてきてよかったとひしひしと感じさせられた。
その次は灰野敬二。音の変化はあまり感じられないのにタイミングを計ってエフェクターを踏みかえながら轟音と絶叫のライブ。これは壮絶だった。ノイズというのとは違う。音の渦巻であり真空地帯であるわけだけど、決してノイズではない。
ライブ中に後ろから蹴ったり押したりしてくる阿呆がいたけど、それでも十分堪能できるライブだった。
新宿JAMのスタジオでYDOと中村月子を見て、最後は水中、それは苦しいのライブで締め。