怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

JAM FES最終日からの壊れかけのテープレコーダーズ

昼前に妻の付き添いで携帯屋へ。いつものことだが、客に有利なことは極力隠すという商売がいつまでも続いてよいはずがない。酷いものだなと思う。妻も判断基準がおかしいし事前準備を全くしていないあたり、呆れるばかりだが。
本当は早く出かけるつもりだったが、妻の都合に合わせざるを得ず、六本木ヒルズに着いたのは桐嶋ノドカの中盤あたりか。パスピエは見たかったのだが仕方ない。桐嶋ノドカ小林武史にプッシュされているという以外は感じるところなし。
黒木渚は昨年のワンマン以来。実は年末にバンドを解散したそうで、ということはあの時点で解散はほぼ決まっていたのだろう。バンドについては散々酷評していたから意外ではない。プロとしてやっていけそうもないメンバーを中途半端に引っ張って放り出す方がよほどまずいから、こうしてソロでやっていくのは大正解だろう。黒木渚は新作のリリース中だとのことで、バンドもしっかりフル編成。キーボードはいないが、ロックサウンドな仕上がりに不満はなく、その上で存分にボーカルを聴かせる本来の姿が見えたようで満足。今回もサイン会をこなしており、いろいろ貪欲だなと思う。
曽我部恵一も見たかったが、ここはJAM FESで初見のアーティストを見ておこうと思い六本木を後に。
JAM FES最終日はそんな思いとは裏腹にあまり好みのアーティストは見れなかった。前から気になっていたカミイショータグループを少し聞けた程度。
最後に双葉双一を聞く。さほど話すわけでもなく淡々と曲を演っているというのにこの存在感。客を見下すようなセリフを所々挟みながら、あっという間の30分だった。後ろではガヤガヤ話している馬鹿どももいたけれど、そんなガヤガヤを塗りこめていくような双葉さんの歌いまわしに満足した。
終わってそそくさと秋葉原へ。バーガーキングでBIG KINGの5.0コンビ。まともな時間にゆっくり目に夕食をとるのは数日ぶりなので少しうれしい。
隣の席では二人の女性がマンガの原稿だかなにかを扱いながら静かに作業している。こういう店で隣でなにかをしているのを見るのは好きだ。英会話のレッスンをしていたり観光の相談をしていたり。
秋葉原グッドマンへ。DJ MEMAIはDJというよりはサンプラーなどを駆使した自分の音楽のようで、なかなか聞きごたえがありました。シュゲーザーぽいエンディングから壊れかけのテープレコーダーズに繋いでライブスタート。
今日も素晴らしいライブだった。それだけで十分でしょ。たとえ同じ曲を2日続けて聞いたとしても、それでライブがつまらないなんてことはない。絶対にない。一瞬一瞬に全力を注いでロックをぶつけてくる壊れかけのライブへの感動は何度見ても薄まることはない。それは梅田ハードレインで一瞬で心を奪われたあの日から変わってない。僕が彼らを知ってからまだ3年半、もっともっと見たい。4枚目のアルバム「broken world & pray the rock 'n roll」の発売も告知された。壊れかけはライブの凄まじさに音源がついてこれなかったきらいがあったが、昨年発売のシングル「踊り場から、ずっと / 羽があれば」ではかなりいい仕上がりで何かをつかんだような気がするので、こんどの4枚目が最高傑作になればいいと思っている。
次がH Mountains。よかったんですが、正直体力が限界で少し休んでました。
最後がmoools。つい最近みんなの戦艦で見たばかりだけど、今回のほうがずっとずっと良かった。やはりイベントというのは難しいもので、これくらいのベテランでも真価は発揮できないのかと思い、改めて今日来てよかったなあと。
いつも通りさっと会場を後にすると早速コモリさんがアルバムのフライヤーを渡してくれた。売れてほしい。
怒涛の連休もこれで終わり。疲れたが心地いい。