怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

JAM FES→竹浪音羽→アデル

お昼にざるそばを食べてから今日もJAM FESへ。ナインスパイスではJohannがライブ中。初見だけどまずまずいい感じだった。
続いてGenius P.J's。MCの歌詞に洗練されきれないところを感じたりもするが、久々に聞くとやはりいい。昼間なので集客がよくないのがもったいないなと思う。
表参道に移動しスパイラルで行われているSICF15へ。もちろんお目当ては竹浪音羽さん。ただこのスパイラルはいつも派手で落ち着かない、表層だけ刺激的な作品が多く並んでおり、そんな中でこの竹浪さんがどうなるのかと心配に思いつつの鑑賞。来てみるとやはりそうした作品が多く、また出品ブースも狭苦しいので作品世界に漂ってこそ真価を感じられる竹浪さんのようなタイプには厳しい環境だったと思う。受賞すれば来年展示させてもらえたりするようだけど、問題は審査員がどの方向を向いているかだなあ。オーディエンスの投票には期待できないと思うし。
竹浪さんのほかには、楠本衣里佳という人の風景画作品が、暖かというのでもない赤みのある色合いと色彩構成でよかったです。
じっくり鑑賞できるような雰囲気ではなかったしそうしたくなる作品も少数だったので意外と早く見終わり、それならと渋谷で「アデル、ブルーは熱い色」を鑑賞することに。予告編は全く見れずに本編からの鑑賞。
まず主演のふたりの演技力が見事で、感情の揺れがセリフ不要なほどダイレクトに伝わってくる。この映画の値打ちはもうそこに尽きるのだが、先行き破局するのが明らかな二人のズレなども見ていて小気味いい。途中、「なぜここで終わらないのか」と感じる個所もあるのだが、最終的には余韻を残すエンディングにもなっているからその点は及第点か。ただそのことでもわかるとおり、比較的冗長でもう少し短く編集すればテンポがよくなるようには思う。特にラブシーンなどは無駄に長い。もちろんその長さこそが先行きへの不安を感じさせる要素でもあるので無駄とも言い切れないのだが。
終わって足早に帰宅。あちこち廻ったので疲れたが充実した連休初日になった。