怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

沖縄2日目

目覚ましで無理やり目覚めたが、支度して出発直前に電話があり、荒天のため中止とのこと。仕方なく明日に延期して二度寝
起きてから妻の提案により斎場御嶽へ。途中朝ごはんをどこかで食べたかったが、適当な場所がないままに到着。入口のところでサーターアンダーギーなどを売っている小店があったので聞いてみたらまだできてないそうなので帰りに買うことにする。まあ食べながら神聖な場所に入るわけにはいかないからそれでいい。
斎場御嶽はかつては庶民は入れなかったというから大変な場所だ。折しも小雨で比較的静かだし雨に濡れた木々や岩が美しい。伊勢神宮のような整備された聖域とは違う、自然の中の聖域は確かに心が洗われるようだった。
車に乗りながら食べたサーターアンダーギーは2個100円で安かったしおいしかった。琉球コーラも独特の味わいがおいしい。
そのまま浦添市民球場へ行き、スワローズの練習を見学。走塁と守備の練習をしていた。ぼけーっと練習を眺めるのは時間の無駄使いで、こういうのも悪くない。それにしても思うのは、特に荒っぽい言葉が飛び交うでもなく、なんだか淡々としてるんですね。意外だった。
お昼は浜屋という有名な沖縄そば屋へ。車がなかなか停められず、妻も難儀したが店内で待ってる僕も居づらかった。僕はてびちそばとじゅーしー、妻は沖縄そば。味はさっぱりしているし、肉が山盛りでなかなかだったけど、こんなに苦労してまで来るのはちょっと割に合わない。それから勝連城跡、中城城跡を続けざまに。いやその間に海中道路も行ったが、なにせ雨模様なので海を見てもなにも得るところがなかった。
城跡なんて、と思って妻の提案に難色を示していた割には妻より僕のほうが楽しんでいて申し訳ない。雨と強風の中、過ぎ去った栄光が偲ばれて城跡見学には絶好だったかもしれない。城跡のそばには巨大な廃墟があったのでここは妻には内緒で再訪問したい。
首里劇場へ。ナビが愚かなのでわけのわからない道を通らされたし、住宅街の中わいわいと開場を待つのは大丈夫なのかと思ったり、まあいろいろあるけどなんとか中へ。一般の住宅でもコンクリート造りの多い沖縄で木造というだけでもレアなのに、ポルノ映画館として現役の雰囲気もまた最高。これは渋さ知らズ大盛り上がりだな、と思っていたら様子が違った。立花さんはじめ主要メンバーの姿がなく、関根さんもいないから「ひこーき」もできないし、結局遠征メンバーは少数であとは現地調達なの、という感じ。しかも即席だから息が合わないし不破さんもいつになく細かく指示を出している。しまいにはベースの人に怒り始めたり、到底見ていられない。ピットインのように行儀よく聞きながら1時間半が経ち、沖縄の人にこれを渋さ知らズとは思ってほしくないと願っていたところに突然観客席後方から玄界灘が!そうか、東京の大雪で飛行機に乗れなかったのかとやっと気が付いた。昼の部の人には申し訳ないが、ここから1時間が素晴らしかった。モッシュピットに押し寄せて踊るのみ。まさかの鳳凰も登場して、ふと見上げると舞台の上にある飾りを模したんだな。気が利いてる。大団円の二時間半。久しぶりに室舘さんも見れたし、さやかさんもしばらくぶり。楽しかった。
本当はもっと場内を探索したかったけどそうもいかず、駐車場へ。妻曰く、駐車場のおじさんやおばさんがとても親切にしてくれたとのことで、いろいろとありがたかったし、渋さで席を探していたおばあさんに譲るべきだったかと反省もした。
ホテルに戻り、夕食はどうするとなって居酒屋に行くことに。ホテルの向かいにもあるにはあるのだが、労なく集客できる店にろくなものがないのは誰でもわかるので、少し歩いてみるとすいかという店が目に付いた。店名がどうかとは思ったけど、妻が強く勧めるので反対する理由もないしと思い入ったところ、沖縄料理と普通の料理が適度に並んでいるいい感じのお店だった。スーチカー炙り、アグー豚から揚げ、焼きそばなどを注文。ホールの女の子がかわいかった。お勘定を見るとお通しが高いなと思うのと、明細を出さないのは好みでないが、それ以外はまず文句なしで妻も気に入っていた。妻もごきげんでよかった。