怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 vs bonobos

うだうだしている間にお昼になり、慌てて図書館へ本を借りに行く。ついでに役立ちそうなのを数冊。寒いかと思ったが、案外下駄でも大丈夫だった。
ただごはんのスイッチを押すのを忘れていたために昼食が遅くなったし、財布を持っていくのを忘れたのでローソン100にも寄れなかった。慌てるとよくない。
お昼は妻が買ってきたマルハのタイカレー。グリーンとレッドのうち、レッドはいなばよりずっといい。グリーンは沸騰させてしまったのでもしかしたらそのせいかもしれないが、味が薄いように感じられる。両味とも具は少な目。いなばより30円安いならアリか、とは思う。
夕方一緒に渋谷へ。ヒカリエで妻の買い物に付き合う。身長のせいでいろいろな服が似合わない。一応客観的にダメ出しはしたが、さてどうするんだろう。自分の買い物もしたいといえばしたいが、特に欲しいものもないので、このまま流したほうがいいかもしれない。
O-EASTに立ち寄って明日のチケットを購入。窓口のガラスが小さいのは寒さ対策なのか強盗対策なのか。世知辛いものだ。
クアトロに到着。ソールドアウトだけあって人が多く、ドリンクは行列でここで妻とはぐれた。
最初が奇妙礼太郎トラベルスイング楽団。トロンボーンのトミーが見当たらないが脱退なのか欠席なのかよくわからない。音に支障はないとはいえ、サントウさんもいつの間にか消えてしまったし、そういうのはどこかもやもやする。1時間のセットながら結構なボリューム感があり、ぐだぐだしているくだりもちゃんと作りながらちゃんと乗せるところは乗せて、本当にうまく組み立ててる。まあ奇妙君のモチベーションが高いときは前からこんな感じだけど。あと、新しいギターがめちゃめちゃ音が良くて、高い楽器は違うなあ。次はNabowaとツーマンだそうで、これもぜひ行きたいが妻は野球優先の様子。
後攻はbonobos。メジャーデビュー前後から聞いているが、ライブは初めて。ところがこれが良かった。音楽性が変わってからのbonobosには、独自性を評価したい気持ちと持ち味を失ってしまったような矛盾した感情を抱えていたのだが、その変化を肯定しなければいけないことがやっとわかった。音はバンドとしてのまとまりが素晴らしくて、複雑な絡み合いが一本になっている。各パートで引くところと出るところがうまくすり合わさって、うるさいだけの音にも繊細なだけの音にもならず、絶妙のバンドサウンドに至っている。そこに蔡くんのボーカルが難しいメロディーを軽々と歌いこなし、初めて聞いた曲でも非常に聞きやすく安定している。関西人らしいしゃべくりも楽しいし、いいツーマンになった。
終わって妻とすぐに合流でき、少し歩いてイェネガで夕食。妻はbonobosをいたく気に入った模様で、夕食そっちのけだった。
ちなみにイェネガはお客さんは皆無で少々寂しかったし申し訳なかったのだが、フォーも生春巻きも悪くなかったですよ。ただメニュー見てもアフリカらしさはあまりないのと、下のライブハウスの音が響きすぎなのはちょっと残念なところ。
フォーが少なかったのでもう少し何か食べようかとも思ったが、結局そのまま就寝。