怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

初めて聞くkomori+yusa

今日もまだ疲れは残り、午前中に行こうと思っていた年賀状の仕入れもさぼる始末。お昼ごはんが用意されているのもよくなかった。
午後から出かけて年賀状を仕入れて戻る。例年は義母のつながりで買わされていたが、今年は義母が喪中なために安く買えるのはありがたいが、面倒でもある。
印刷を済ませるともう夕方で、あわてて出かける。
NADiff a/p/a/r/tで1991年出版の「ON KAWARA 1952-1956 TOKYO」6090円と1992年に行われた「アノーマリー」展カタログ525円を購入。どちらも半額程度の模様だが、20年以上前ってどれだけデッドストックやねん。しかしながらどちらも内容は秀逸なもので、なぜ今まで残っていたのか不思議なほど。僕の財布にはかなり痛い出費だが、痛いと思わない人も世の中多いはずだし。ありがたい話ではある。会員カードも作るのに500円かかるところ無料だそうで、これもありがたい。使う機会があるかどうかはわからないけど。いつもながらここの店員さんは落ち着いていて丁寧でとても感じが良い。
waitingroomは面白そうな展示をやっているなと思ったが、まさかのお休みでショック。残念です。
JRで高円寺へ。中央線の車内で隣の外国人グループが会話をしているのを盗み聞き。発音が比較的クリアなのでわかりやすい。どうやら日本で暮らしている息子をご両親が尋ねてきたようで、息子(といってもおっさん)が日本の諸事情をいろいろ話している。
「エキ・・・eki、エキ。簡単でいいだろ?train stationよりずっと短い。エキにはなんでもあるんだ。生活雑貨、服、なんでもエキで買えるんだ」みたいな話をずっとしている。称賛するでもなく悪しざまに言うでもなく、日本のちょっとしたことを楽しそうにしゃべっている息子さんの話をもっと聞きたかったが高円寺で下車。
時間はあまりないが、空腹なので伝説のすた丼で夕食。新入りのバイトを教育している光景が微笑ましい。厳しすぎず甘すぎず、このくらいが丁度いいんじゃないかと思いつつ。
時間はないがアニマル洋子にも無理矢理寄って、月刊イメージフォーラムNo.125 1990年9月号「グリーナウェイとリンチ特集」を100円でゲット。時間がなくてもここの均一箱は目が離せない。
急ぎ足で無力無善寺へ。ドアを開けるとお客さんがいっぱいでどうしていいのかわからないレベル。これからまだ増えるのかと思うとげんなりするが、そんな暇はなく早速川染喜弘。電子音のポップさとノイズというか雑音とのバランスが絶妙で、かなり良かった。
次がkomori+yusa。という表記でいいんだろうか。まあ壊れかけのテープレコーダーズからフロントマン二人のデュオですね。以前出たシングル「踊り場から、ずっと」にこのデュオのライブ音源が収録されていて、なかなかよかったので興味を持っていたのでやっと聞けたというところ。やはり歌詞がストレートに聞けるのがよくて、こちらのデュオバージョンの方が向いていると感じる曲もある。バンドからリズム隊を外したデュオといっても、なにかをあきらめたようなところはなく、研がれた音楽になっていて、これはこれでいいなと思った。「芽生え」という曲が特によかった。
3番目がデーモンズ。独特の不気味さがあって、インプロビゼーションは結構好き。弦が切れてからの替え終わるまでの演奏なんてちょっと壮絶だった。とはいうもののひとりだけ時間取りすぎで、それがちょっとなあ。
4番目が穂高亜希子。感極まったところもあったりで、そういうの、僕はどうしていいか困る。いやどうもしなくていいんだけどさ。
最後が乃田吊&やさしい悪魔。人柄なのか、どこか訥々としたところのある音で、別の編成でも聞いた「追悼のざわめき」が良かった。
しなきゃいけないことがたくさんあるのですぐ会場を後に。無力無善寺はいい加減なようでいて意外に音がいいし、酩酊しそうな内装も不思議な統一感があっていいところだ。また行きたい。
帰りが遅くなったが年賀状を作ったりして遅く就寝。