怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

路上から世界を変えていく→ソウル・フラワー・ユニオン

朝から買物に行って、お昼はお好み焼き。余っているからと無理矢理モヤシを入れられてどうなることかと思ったが、食感と水気が意外によかった。キャベツより安いし、悪くないかも。
午後、恵比寿へ。
まずNADiffで展示と本を見る。本は一部商品でセールをしていた。金欠につき欲望を抑えたものの、楢橋朝子さんの「Ever After」を見てしまい、むむむとなる。本当は作品が欲しいのだけど、それが無理ならプリント付の限定版、いやいやそれだって無理ならせめて写真集。まったくどうしようもないな。でも欲しい。
東京都写真美術館へ。「日本の新進作家Vol.12 路上から世界を変えていく」展。
大森克己アメリカンクラッカーを入れこんだ作品は、目に見えない魂のような存在を意識させ、風景に別の意味を持たせているところに見入る。一度目より二度目、二度目より三度目の方が良く見える写真だった。
林ナツミは例の浮遊作品。そろそろ跳んでない作品も欲しいところだけど、実際浮遊が良いのも確かで、色彩センスの魅力が素晴らしい。浮遊としてはむしろ小さい作品の方に惹かれるのだけど、色彩面で考えると大型の魅力もあるなと再発見。
糸崎公朗はクスリと笑わせる作品から異形感のある作品まで幅広い。
鍛治谷直記は猥雑でのっぺりした風景の切り取りが面白かった。狭い通路のような展示方法がうまくマッチしていた。
津田隆志は唯一コンセプチュアルな作品。作家の主張はわかるし、なるほどとも思うけど、ほかの作家との乖離が気になって、これは展覧会としてバリエーションを持たせたのかとも思うが、やはり違和感はある。
閉館まで粘ってから駅方向へ。妻と一緒にモンベルで甥へのプレゼントを購入。といっても僕は乗り気でないので待ってるだけですけど。
それから一緒にリキッドルームに歩いていったわけだけど、妻を置いて一人で道路を走って渡ったのはよくなかった。反省。
ソウル・フラワー・ユニオン、内海洋子参加の効果もあってか、リキッドルームは結構盛況。指笛男を発見したので場所を変えたが、結局向こうも動くので悩まされずに済むというわけにはいかなかった。迷惑な男はもう一人いたようで、指笛はまだマシなのかな。まあ二人ともいなくなってくれれば慶賀の至りだが。
ライブは「おもろのきわみ」でスタート。全員がマイクで歌ってる絵面がいい。祭りっぽい始まりで、気分が盛り上がる。
以前は洋子さん参加といってもあまりボーカルをとってなかたこともあったが、今日はコーラスも含めるとかなりステージに立っていて、チンドンまで入れると出ずっぱりに近い。洋子さんが入るとそれだけで厚みが出るし、ましてやメインボーカルとなると上村さんにはない突き抜け感があって、ああやっぱり内海さん。最近はとんとやれてなかった曲も聞けるし、言うことないでしょ。毎回とまでは言わないが、毎年末は内海洋子参加でお願いしたいところ。
楽しかった。
終って渋谷までてくてく。途中のたったんでカツ丼とだったんつけそばを食す。微妙にうらぶれた店内と韃靼そばの固い食感がさらに寒々しく、ちょっとこれどうかなあと。量が多いのはありがたいけど。
渋谷でまた妻を置き去りにして、大激怒される。すいません。でも付いてこれると思った。