怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

心がカタチをもつとき→ryoji ikeda

夕方、急いで文部科学省旧庁舎へ。建物に入るのに警備員がいるわエレベーターを降りるとまたいるわで厳重すぎる。情報展示コーナーで「心がカタチをもつとき」というアール・ブリュットの作品展を見に来たのだが、なんと入場が17:30まで。開場は18時までとは知っていたが、どうせそう大量の展示物もないだろうにそんな制限しなくても。平日のみの展示というだけでも厳しいのに。
しかし警備員さんにお願いすると、上席に連絡して入れてくれた。ありがたい。
中に入ると意外にも50点の展示で結構なボリューム。しかも著名なアーティストの優れた作品をまとめているので、思った以上に充実している。アル・サン・ピエールで行われたアール・ブリュット・ジャポネ展に出品されたものも多く、つまり再見になるものも少なくない。とはいえもう3年前のことだから、がっかりでもなんでもない。30分じっくり見させてもらった。喜舍場盛也の作品は久しぶりに見れたのがうれしかった。
警備員さんにご挨拶して辞去。
渋谷へ。
少し時間があるのでワンダーサイトに寄ってみたが今は展示はないとのこと。あとは金券ショップとソフトバンクで充電と。場所柄利用者が多いのか、充電設備が妙に充実していた。利用後会釈をして謝意を表すと、「ありがとうございました」の声が帰ってきて、ちょっとうれしかった。
バーガーキングでワッパージュニアが半額だったので2個注文して夕食に。何度も「2個」と言ったのにカウンターの人に通じなくて、これが国際化だなと思った。
そろそろ時間なのでWWWへ。入ってみるともうかなりの入り具合。今日は音と映像が大事なので、中段の真ん中あたりに陣取った。
定刻から10分過ぎてOAのEP-4 unit3+伊東篤宏が始まった。まあ悪くない。んだけど、まさか50分もやるとは思わなかった。長すぎて眠くなったが、おかげで池田亮司では眠くならないからそれでよかったかも。
で、待望のryoji ikeda。去年は見られなかったので本当に待望。
大音量、強烈な音圧で押し寄せるノイズの嵐とデジタルなノイズ映像がマッチングして、実にカッコいい。これはCDで聞くのではダメで、どうしたって映像をつけないと。ふたつでワンセットだなと実感するし、それをなぜCDの形で売るのかと疑問に思う。ノイズを1時間、まるで飽きさせずに押し切るのは凄い。そしてスクリーンの前に立つ池田さんの影がまたカッコいい。いいライブでした。満足。始まるまでは座って見たいとも思ったけど、これほどにノイズなライブならなるほどスタンディングでよかった。
終演後、なぜか灰野敬二さんのリミックスアルバムを売っていて、どうもOAの人が関係者らしい。灰野さんとは関係のないライブに持ってきて並べてみるその思いつきに敬意を表して買いました。
帰りの電車が混み混みで、うっかり荷物を落としてしまってヒヤッとしたけど、CDだけは落としてなくて助かった。