怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

カソケキ+チカラと丸尾丸子

妻に起こされる。目覚ましが鳴ったのに気付かなかったのか、妻の方が早かっただけなのか。少々不安。
時間的にはぜんぜん余裕があり、悠々と出発。忘れものだけが気になったけど、結果的にはそれも大丈夫だった。
始発電車で新宿へ。始発のくせに到着は数分遅れるのだから困る。駆け足でJRに乗り換えたが、窓口で駅員さんが外人客の対応をしていて、待ってたら確実に乗れないので18きっぷを見せて乗り込んで、東京駅で乗り換えるときにスタンプを押してもらった。早朝は駅員さんの数自体が少ないのでこういうときに困る。まあその割にはなぜか土産物屋が大賑わいだったりしてびっくりしたが。
電車で乗り継ぎながら西へ。寝不足なのでかなりの時間寝ていたが、乗り継ぎに間に合わないような事態は避けられた。トイレも大垣で済ませたし、席も豊橋あたりで30分ほど立った以外は確保できたし。そのくらいならむしろ変化がついていい。ニューズウィークも1冊読み終えた。
予定通り13:39に近江八幡へ。このまま進めば14:45に大阪に着くわけだから、早いこと早いこと。割と元気だし、天気もさわやかなので歩いてNO-MAへ。30分ほどで到着。
今回は「カソケキ+チカラ」展。NO-MA得意の、アールブリュットと現代美術を並列して見せる展示だ。ただ今回はどうも作家が弱い。辻隆行や藤岡祐機など良いものもあるが、中心となれるほどの力がない。宮永愛子の作品も、裏庭からガラス越しに見る距離感はよいのだが、魅力の一つであるナフタリン臭がないのが残念。作品を提供してもらう予算がなくミズマ経由で借り受けたからだろうと思うが、キャプションだけでは作品世界を感じられない。ツクツクボウシの鳴く良い季節なのだが、今回はやや残念だったかと思う。
歩いて駅まで戻り、補助席で大阪へ。そして新今宮へ。久しぶりのジパングに投宿し、なにはともあれ横になる。起きたら汗を流して出かけるつもりで目覚ましをかけていたのだが、全く気付かず。どうも音が出なかった模様。慌てて出かけたのだが、後で考えてみると目覚ましで起きていたとしても風呂に入るような余裕はなかった。
バーガーキングに寄って夕食を済ませてFUTUROへ。土曜の夜7時半だが、堀江は雑貨屋などが閉まりつつあって人通りはなく、しんみりとした雰囲気になっている。
しかしFUTUROの店内は出演者とその関係らしき団体客でほとんど埋まって騒がしい。こういうパターンは大嫌いなのだが、来てしまったものは仕方がない。最初は震える舌。ギターがいいなと思ったら途中からミニドラムになってしまった。静かなサイケで、こういうところで聞くにはいい感じだと思う。
次は遥かなる私& 辰巳加奈。サポートベースの辰巳さんが非常に馴染んでいて、三人編成と言っていい。これもいい雰囲気。
最後が丸尾丸子さん。最初の2バンドとはだいぶ趣が違うはずなのだが、敬意を持って迎えられているようで僕も嬉しかった。以前に一度聞いた「皮膚」が今回も名曲で、あれ以来何度も演奏を重ねているのか、しっくりとした演奏になっていた。カバー曲も交えて素敵なライブでした。ただせっかくだからほかの出演者と同じくらいたくさん聞きたかった。
丸尾さんにご挨拶して、外に出ると夜。静かな夜の道をしみじみ歩いて、いつか難波の喧騒を通り抜けて、ライフでおにぎり弁当を4割引きで買ってホテルへ。
今日は土曜日でシャワーも使えるんだそうだけど、疲れたのでそのまま睡眠。