怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

レオス・カラックス特集

午前中はストーンズのチャーリー・イズ・マイ・ダーリンを見る。退屈かなと思ってたけど意外に面白かったのは、ちょうど売れ始めたストーンズの素顔がよく撮れているから。これについてはオールダムが監督がメンバーとの相性が良かったと話していた。それにしてもオールダムっていけすかない奴だな。
お昼は焼きそば。妻が球場に持っていくというので用意していたらやっぱり持っていかないと言いだし、その分は僕が食べることに。まあ食べられるけど。
急いで吉祥寺へ。
バウスシアターでのカラックス特集、まずはボーイ・ミーツ・ガール。三部作では一番地味だった印象を持っていたけど、ぜんぜんそんなことはなかった。壁の地図にペンで足跡を書き込む場面やアレックスがストーカー的に恋心を募らせる展開、割れたカップ、妄想と現実の交錯、美しくて儚くて生命力のある、22歳の監督ならではの傑作。こりゃ評判にもなるわ。三部作でどれか外すならこれ、と思ってたけど、外さなくてよかった。
休憩時間にぶらぶら。喉が渇き、近くの西友でオランジーナを買う。85円は安いけど、冷えが足りなかった。そのうえレジがもたついて開場時間に間に合わず、せっかくの好番号を生かせなかった。結果的にはいい席で見れたけど。
汚れた血はどうも記憶がはっきりとしなくて、ほとんど初見くらいの感じ。汚れた血を二度も初見できるなんてラッキーじゃないか。
で、これはもうジュリー・デルピーが可愛らしく美しく天使だと思っていたらジュリエット・ビノシュがそれを上回る圧倒的な天使で、もううっとり。これで30歳の役とか信じられないし、ましてやあのおっさん・・・しかも捨てられる心配って・・・ありえない。ボウイのモダン・ダンスに乗って走るシーンの躍動感、飛行場をビノシュが走る喪失感、あちこちが感動的。正直、ストーリーは邪魔。
それにしても英語嫌いとかつては言われてたフランスだけど、30年近く前の時点でももう英語とチャンポンの生活が現実にあったわけで、今や英語ができて当たり前というのはうなずけるなあ。僕も勉強しないといけない。
大満足でバウスシアターを後にし、ブックオフでCarla Bruni「Little French Songs」500円、Stereolab「Mars Audiac QuintetSonic Youth「NYC Ghosts & Flowers」各250円、発狂一直線「玄界灘」105円。値下げしましたの告知どおり、割といい買物ができた。
ディスクユニオンものぞいて、駅へ。明大前で京樽が半額だったので買ったけど、オオゼキまで着いたらちょうど半額シールを貼り始めて、結果的には失敗。まあうなぎチラシおいしかったけど。